事件
あくまで男女で招く事柄なのに、女性に選択肢はない。
“いつか”出産したい彼女だが、学業の妨げになる“今”ではない。望まない妊娠。
興味と欲望、学業と未来。狭間にいる孤独。
理解者がいない恐怖…
劇場鑑賞。
淡々とどこかドライな趣(そこがフランス映画的と言うか)。
ジャンルがサスペンスでもないのに、ホラーでもないのに、その感覚に似た怖さが付き纏う。
正しく自分にとってクライマックスは「衝撃」…
中絶が違法とされた1960年代のフランスで望まない妊娠をした主人公の背中をひたすら映す。選択の権利もなく一律で決められる危うさ。とてもショッキングな内容ですが、女性寮や当時の生活風景は興味深いです。…
>>続きを読む目を逸らし続けても逃げることが許されない現実そのもの、事の重大さを突きつけるドキュメントな重さがあり、容易に想像し難い痛みがある。いっ時の感情を相手にすべて委ねてしまうことのリスク、その過ちには責任…
>>続きを読むマリアンヌは必死だった。選択肢はない。一刻も早く。
いずれは欲しいもの、だけど今じゃない。
マリアンヌの強い葛藤と、身体にかかる大きな負担が焦燥感をもって伝わってくる。
誰かや何かを責める映…
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