このレビューはネタバレを含みます
生まれた場所で変わる過酷で理不尽で不公平な人生について、端的に言い表わす能力を持ち得ていないこと、
トーク内容備忘録でもあるため長文。
1948年にパレスチナを逃れた人々がシリアのダマスカス近郊…
流謫の民はまたさらなる流謫を強いられる。パレスチナの人々は1948年のナクバで故郷を喪失し、難民となって命からがら四散した。そのうちシリアのダマスカス郊外に位置するヤルムークと呼ばれる土地に居を構え…
>>続きを読む備忘録。
シリアのヤムルークにあるパレスティナ人の難民キャンプがいきなり封鎖されて出入りができなくなる。飢えていく人々を難民の一人でもある監督のカメラが追う。字幕に亡くなった181人の名前が連なって…
子供たちが平和や戦争について、当事者性をもって考えている。というか考えずにはいられない状況。ミルク不足で栄養失調の赤ん坊。ジャム(?)の残りカスをどうにかこうにか掬って腹の足しにしようとするおじいさ…
>>続きを読むシリアのパレスチナ難民キャンプ、包囲の日記
食べるものもなく、ただひたすら街を歩く人々
カメラが幸福を見出すために使われるのが良かった
不幸を消費する外側への抵抗でもあるのかな
それでも包囲によ…
ロングショットの長回しの中で当たり前のように銃弾が響き、人々が走って逃げ出す中、担架で怪我を負った人々が運ばれていく。劇映画のような切り返しの攻防はそこにはない。同時代的に海の向こうで起きている世界…
>>続きを読むパレスチナの難民キャンプを撮ったものです。爆撃が当たり前となり、慣れてるからと、平然と食べられる雑草を取りにきている女の子の姿が忘れられません。空腹と爆撃でいつ死んでもおかしくない状況でカメラを回し…
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