アンドリューシュ、ずっと優しい顔をしていた
みんな寂しげな目をして、人懐っこい動物のよう
皺くちゃの老人たちが妙に存在感を放って忘れ難い
音楽と踊り、墓地を通り抜ける列車
とりわけ人間の温度を感じ…
だが俺は芸術に生きる
ダムネーションは芸術的な長回しで写真みたいに見せてくるけど、この映画の長回しはリアルな生活の一部をすごく追っかけてる感じで別物で良い
アンドラーシュは社会不適合ではあるとは…
このレビューはネタバレを含みます
ただの「アル中のクズ男」を意味ありげに撮ってるのが凄い。
タイトルは主人公が「映画の中」だけではなく「映画自体」からの逸脱者であることを示唆している。
そして、最終的に映画そのものが映画から逸脱…
アウトサイダーとは誰なのか?精神病院から始まり、共産時代のハンガリーの田舎町の抜け出せなさとその中で生きてるヴァイオリン弾きの自称ベートーベン男のもがきもしない生き方は今の時代に見ると正しくも思えち…
>>続きを読む精神病院の最初のシーンから最後まで満遍なくお先真っ暗な具合。受難と言うには微妙な感じのやつを延々と食らうジーザス面の男。生活に困っていようが何だろうがやめる事の出来ない生き方ってものがある。そんな状…
>>続きを読む下高井戸シネマで鑑賞した。
ヨーロッパやハリウッドのような映画をハンガリーで撮ったから、世界的に評価されてるんだろうなーと
それだけじゃなく、独自な映像表現や主題などの作家性もあって
その意味でキア…
未来を生きる女と現在を生きる男を明確にでも、どちらも見くびることなく淡々と表していてよかった。だってそういうもののはず。
子供の神秘性、子供のもつ強力な引力があるんだと、感じているのだと思った。
な…
確かに、他のタル・ベーラの作品とは雰囲気が異なる。全体的にロングテイク・ロングショットは少なく、クローズアップが多かったし、カメラの動きもそれほど滑らかではない。ただ、その一方で後期の作品の萌芽もい…
>>続きを読むイメージフォーラムにて.
タル・ベーラはずっと観てみたかったのですが,サタンタンゴの長さゆえに敬遠していました.
1本目に観たこちらの映画の画面作りはユニークで,とにかく俳優の顔にずっとフォーカ…