(おそらく)本物のキチガイ病院での撮影から始まる初期のタル・ベーラ。素人しか使わず、ドキュメンタリーを骨組みにしてフィクションで肉付けしていく、まあそれなりによくある手法。静寂な長回しなど微塵もなく…
>>続きを読むタル・ベーラの初期作です。その後の彼の作品の片鱗は伺えます。カラー作は初めてで新鮮でした。ドキュメンタリー要素もある作品です。社会主義の時代の様子は先の見えない閉塞感を感じますね。なんだろう?このネ…
>>続きを読む主人公の一等シンボルが「どこか社会不適合」であるため、妙に人生設計が経ち行かない…という内容にもなっている。
ただ彼の性根が悪い訳でも無いため物語りとしては観れたが、実際こういう人は知能が高く、か…
タル・ベーラ作品の中でも特異なカラー作品で、全編ドキュメンタリー調なカメラワークで登場人物をバストショットや顔のアップで追い続ける。
ファックスや引きのショットはほとんど見られない。
物語としてはク…
まさにニーチェのいう消極的な方のニヒリズムをそのまま投影したような男
人生に挫け、目的を失い、その日その日を酒で紛らわせてただ呼吸しているだけ
もちろんその元凶としての近代化した都市の姿もしっか…