チェコ・ヌーヴェルヴァーグの旗手ミロス・フォアマンが先日亡くなったということで、彼の作品で最も知られているこの傑作について。
精神病患者の群れに一人だけ健常者に近い男が混ざったらというシチュエーシ…
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ジャックニコルソンの怪演が光る精神病患者の尊厳を描いた名作でした。明るくぶっ飛んだニコルソンと奇妙な連帯感。外の世界のクソとさほど変わらぬぇと偏見を持たずに皆に希望を見せようと奮闘した勇姿と終わり方…
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全体に緊張感があり、引き込まれる作品やった。
精神病院にやってきたマクマーフィーがどんどん周りを惹きつけて信頼を得ていく。
彼には偏見とか先入観がないし、常に真っ向コミュニケーションで周りが翻弄され…
アメリカン・ニューシネマの1つ
ネイティブアメリカンの死生観「生と死の境はなく、魂が肉体を持っている…」
つまり最後のチーフの行動は救済であるということ。
心を閉ざしていたチーフは、マクマーフィ…
アメリカン・ニューシネマと言えば、無軌道で反抗的な主人公が狂う/死ぬ/心が折れて絶望する等の結末で虚無感のある後味を与えてくるが、本作の結末はマクマーフィ(ジャック・ニコルソン)の印象的な顔芸でそれ…
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