もうずいぶん以前の報道ではあるものの、この映画を振り返るたびに、日本の老夫婦が焼却炉に入り自死したニュースを、抱き合わせるように僕は思い出すことになる。妻の介護に限界を感じた夫の遺書の始まりは、「今…
>>続きを読む全部見終わって、パッケージ見て、声を上げて泣いた
生きていてほしい気持ちも
終わりにしてしまいたい気持ちも
どっちも理解できるからしんどい
なにもかもがリアル過ぎてほんとうにしんどい
静かな映画…
どこまでも現実な作品。
愛ゆえの支えたい気持ち、愛ゆえの情けない気持ち、本当に長い人生。
冒頭から終わりを想像してしまうが、それでも切ない最後。彼が見たのはあの頃の彼女。
エマニュエル・リヴァの…
このレビューはネタバレを含みます
愛、アムール
・おもろかった。普通の家という画しかほとんど写らないがちゃんと画づくりされていてさすがだった。ハネケの映画はハリウッド的なハイコントラストでもなく人物の顔にも影をほとんど入れないモノ…
75点(100点満点中)
〈脚本〉34/45点
介護する側の苦労、介護される側の“失われていく人間としての尊厳”に対する苦痛がよく伝わる映画だった
〈演出・撮影〉20/25点
監督特有の“意地悪な画…
愛の話。
どうしても愛する妻に生きていてほしいジョルジュと、美しくない自分を見られて、愛する彼の重荷になってまで生きていたくないアンヌの愛の話。
彼がずっと自分の望みとアンヌの望みの中で揺れてい…
このレビューはネタバレを含みます
私には理想的とはとても思えなかったです。むしろ衝撃的かつ悲惨な終わり方だと思います。妻は苦しんで亡くなり、夫もまた悲しい最後が暗示されています。
確かに最初に病院を拒んだのは妻ですが
その時点では自…