このレビューはネタバレを含みます
オリンピックの感動的なシーンや迫力ある映像が多く見られると期待してしまっていたので、全体的にがっかり感がありました。
日本柔道の裏側や、母親アスリートの物語、選手を通した国際的課題などを知れた点は良…
今作を観る際に市川崑の『東京オリンピック』を語らぬわけにはいかないが、一応記録を紐解くと、市川版の『東京オリンピック』は1964年10月10日に幕を閉じたオリンピックから半年も経たぬ1965年3月…
>>続きを読む人体の機能性、身体性に焦点を当てたのが市川崑の64年版だったが、今作は人間の表情を大きく映し出すことで、画面に情緒と物語(人物の背景)が付与されている。これらは事務的な記録映画だった市川版に欠落して…
>>続きを読むナイキかアディダスのPVを2時間見せられた感じでしょうか。すべてが中途半端で思想性もなく、いい感じのことをただ並べ立てているだけという印象でした。
そもそも東京オリンピック2020をほぼ見ていないの…
ブレッソン作品を観ていると切ったものにこそ意味があることに気づかされる。今作河瀬さんが切ったものに彼女の覚悟が見てとれる。オリンピック公式フィルムで運動を切っているのだ。生半可な覚悟ではない。
悠久…
オープニングから藤井風さんが歌う「君が代」からの
冬の桜が登場かと思いきや、森喜朗氏が何回も登場。
すっかり見る気を失せさせる演出にうんざり。
太陽光線、夕焼け、木漏れ日、キラキラ演出が
箸休めみ…
誰かにとっての「希望」は、誰かにとっては「絶望」であることもある。東京オリンピックは、まさにその一例ではないかと思う。
本作はオリンピックを希望とし、必要としている人たちの物語だった。その裏で誰かが…
何の因果か知らんけど、もし普通開催できたら、一体どうなってたんやろうなぁ。
そしてこの作品と言うかこの出来事は、今後、何十年後かに、かなり特異な歴史として評価されるんやろうな…きっと。
個人的には…
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