「早春/DEEP END」のイエジー・スコリモフスキ監督作品
人間がかわいそうな物語より、動物がかわいそうな目に合う物語の方が見ていて辛くなります
特にそれが人間のせいだったりすると尚更です
ロ…
これのために昨日『バルタザールどこへ行く』を見返した。
再現されたのは「現代的な寓話性」、「多様な人間の罪」など。あとはラストシーンが他の動物の群れに囲まれて死ぬところか(他の動物も死んじゃってる…
動物が主役の映画だと日本なら将来有望な子役とのお涙頂戴劇になりがちだけど、本作は黙々とロバを描写する。
意図的な赤い映像をどう受け取るかで評価が変わる。自分には身勝手な人間に対する怒りに見えた。
…
ー Rover (さすらい人) ー
とことん受け身のロバEO
愛しいカサンドラから引き離されて
サーカス小屋から世界を放浪
騒がしい人間社会で翻弄
束の間の安らぎを得た農場
街をさまよ…
別に動物の目を通さなくても人間はいつだって愚かなものだ。
撮し方や演出で動物の気持ちみたいなものを想像させるのも一種のエゴである。
それでも見ていくうちに、EOの人格がなんとなく浮かんでくるから…
もの言わぬ動物視点での人間の動物へ対するモノ扱いをなんとなくそれとなく皮肉ったような映画だった…ロバも可愛く思い始めたが、人間の都合で色んなところに移されるのも可哀想(という言葉で簡単に片付けるのは…
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