このレビューはネタバレを含みます
以前からずっと気になっていた作品なのだが、監督の金子由里奈さんが高島鈴さんと往復書簡を交わしていたのを読んで「この文章を書かれる方の映画を見てみたい」と思い立ちようやく鑑賞しました。
私にはめっち…
”優しさ”は人を助けるものだが、人によっては悩みの種になることもあり、優しい人が傷ついていることもある。かといって、自分が傷つくことによって自分が被害者になり加害者にならないようにして、モノゴトから…
>>続きを読む生きづらい社会の中で、元気で乗り切るなんて出来ないから、ましてはぬいさーの人達はそれぞれ悩みがあるし繊細だから、みんな同じ部屋でぬいぐるみに話しかけるのはそういう社会が生んだ逃げ場所で本人達も居場所…
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細田佳央太の演技は以前から好きなので、彼が主演という理由だけで観ることにしたけど、今作は細田佳央太らしい役であり、細田佳央太だからこその役でもあって、いつも以上に良かった。七森のようなキャラクターは…
>>続きを読む優しさや繊細さゆえに生きづらく感じる人にも刺さるんだろうけども、それで大丈夫とただ肯定するような一面的な内容ではないのがよかった。
彼らと違い"強い"社会の暴力性に適応しようとする生き方を選ぶ白城が…
話すことについての映画。
会話による与える,受ける痛みを回避,解放するため、ぬいぐるみとしゃべる優しい人たちを変に神格化せず、その危うさを客観的に描いた、良い作品だった。
(勝手な解釈だが)ぬい…
『やさしさ』や『大丈夫』の意味を再構築・再認識させるようないい映画だった
ぬいぐるみとしゃべる"やさしい人"が"大丈夫"なまま生きられる社会になってほしいが、そのために大事なのは、彼らのことを想う"…
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© 映画「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」