映画の本質の部分は良いこと言ってるんだけど、自分がぬいぐるみに対してかなり強い価値観を持っているせいで、このサークルは自分の居場所ではないなと感じてしまったのが悲しい。
例えば序盤に主人公が背負う…
誰も傷つけたくないし、傷つきたくないけれど生きているだけで加害者にもなりうるし、傍観者にもなっていることに気づいて、傷ついてしまう繊細な人々がすごくよく描かれている。
あとこの作品はアンチ恋愛映画に…
共感したところが多かった。
特定領域における社会規範や社会通念から逸脱していて、その事実に対して自覚的にならざるを得ない経験をしたことがある人は、相対的に対人コミュニケーションを回避・妥協する傾向…
ほんわか系かとおもいきや、とても1回では噛み締められない難しいおはなし。
この映画をみて、優しさを逃げ道に感じる人もいるだろうし、優しさとは?とも感じる人もいるだろうし、臆病、弱い、病気、受け止め方…
この作品が掲げる「私たちは全然大丈夫じゃない」という現状認識に完全同意だし、その上で「それでも話すこと」の大切さを描くのは…希望そのものだと思う。自分、日常的にぬいぐるみと喋る(喋らせる)人なので、…
>>続きを読む「やさしい」という言葉は最近褒め言葉ではないような気がしてきた。
とんだやばい人でない限り人ってみんな優しい一面を持っているし、その中でも特に優しく優しすぎる人は「物事から逃げている」とも言えるので…
このレビューはネタバレを含みます
恋愛の好きという気持ちがよくわからない七森が麦戸や大学の「ぬいぐるみサークル」の仲間と心を通わせていく物語。
ぬいぐるみに話をしたり、話を聞いたり。みな個人的な悩み事や傷を吐露していく。ぬいぐるみ…
© 映画「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」