【溶けていく現実と空想】
コーエン兄弟による91年のパルムドール受賞作
あらすじ
注目の若手劇作家として名を挙げたバートンフィンクはレスリング映画の脚本を務めることになる。見たこともないレスリングと…
昔見た時は、眠い映画だなとしか思えなかったが、久々に観るとバートン・フィンクが不快極まりない人物でビックリ。「庶民の声を代弁してこそ芸術なんだ!」とか言うくせに、人の話をまったく聞かず自分の話ばっか…
>>続きを読むコーエン兄弟の作品は癖があるので賛否両論があるのは当然で、基本的に好きな監督ではあるのだが、この作品は自分には刺さらなかった。前半の退屈さと後半になるにつれ増すサスペンス風のギャップは悪くないのだけ…
>>続きを読むみな、バートンの精神世界で何らかの役割を演じていた。でもスティーブブシェミだけ、スティーブブシェミのままだった。
“Don’t be silly.”
この世界というのは、我々が与えられた苦しみを乗…