虚構が暴かれる場面のフリ落ちがきれい過ぎて笑った。
精力的で胡散臭いのに手術室に向かう時にピースしたり飄々とした軽やかさがあって面白い人だと思った。
退院後、美味しそうにうどんを食べる井上を見て…
公開時劇場で見て23年ぶりに見た。当時はゆきゆきて神軍と比べてインパクトの弱さでイマイチとしか感じなかったけど23年も年取ったせいかこの映画全然そこじゃなかったと分かった。途中から目が離せなくなる色…
>>続きを読む小説塾生徒の爛熟女の方々の語りがいい。初めて観たときは師匠へのあられもない愛言葉にあらあらまあまあだったけど、今観ればどの熟女も小説修練により喋る言葉も磨かれてる感じで、言葉とは思考で、思考はつまり…
>>続きを読む原一男強化月間第2弾。
全身で恋してる老齢の光晴ガールズと、もっさりしたフツメンおじさんのご本人を交互に見つつ、ハテナが止まらない。
その1点に持っていかれてしまい、映画としての面白さに集中しきれ…
巨匠・原一男監督によるドキュメンタリー。
虚言癖の小説家・井上光晴に迫ると聞いて、その嘘に斬り込んでいくのかと思いきや、井上光晴というエネルギッシュな人にどんどん惹き込まれていく。
井上光晴は小説…
小説「あちらにいる鬼」を読み、井上光晴ということで全身小説家を思い出す。初見時は大学生、当時は正直よくわからなかったけど、今見ると、いろんな感情が湧き起こる。なんか、答え合わせのような映画鑑賞が続い…
>>続きを読む手術シーンはやばすぎる。
井上荒野の『あちらの鬼』を寂聴さんが亡くなったから読んでみて、そしてこの映画を。
埴谷雄高のサービスするな!の一声がきりきりと響く。
女から、男から愛された嘘つきみっち…
大なり小なり、みんなどこかで嘘ついて生きてるんじゃないかなって思う自分にとって、あれだけの嘘っぱちはむしろ気持ち良いしどこかで羨ましく思ってしまう。しかし、嘘の目的は結局自分のためだけであって、弱さ…
>>続きを読む疾走プロダクション