余裕で爆泣き。
ゴダールの言葉である
「『勝手にしやがれ』を撮ったとき、一人の男と一人の女と一台の自動車があれば映画ができると思っていました。その単純なことを教えてくれたのがロッセリーニの『イタリ…
本当に面白くてめちゃ元気が出た。
ストレスを蓄積していくイングリッド・バーグマンが、ナポリを観光しているだけなのに映画が異様な世界に突入していくかのような興奮がある。
運転席のバーグマンのクロース・…
エンジン音が排され夫婦の声だけが聞こえる車内シーンのアフレコ(作為)と、通過していく風景(自然)という二項対立の主題はロッセリーニに一貫したテーマでもあり、 二者の飽和状態をロケーションと解釈した…
>>続きを読むイギリス人夫妻が、相続した別荘の処分のためナポリに到着。夫婦仲は冷えている。博物館になど名所名跡めぐり。そしてポンペイの遺跡発掘現場で見た遺骸に…。
ロッセリーニは、現場での変更、即興演出をするが、…
今まで見た映画の中で1番美しかった。ポンペイに眠る死のイメージが冷え切った夫婦関係へと緩やかに同化していく。内容が好きっていうわけではなくフレームに映るショットのどれもが憎らしいほど綺麗だった。バー…
>>続きを読む久々の再見。初見時は倦怠感に包まれる夫妻がナポリ(とポンペイ)への旅で離婚の危機を迎えるも、祭礼の行進に巻き込まれて互いがはなればなれになった瞬時に、それまでのいがみ合いがなかったかのように愛を確認…
>>続きを読む客観的には呆れるほどに突飛で滑稽でも、主観的には全ての辻褄が合った上での決定事項的な結末で、それがまあリアルだよなあと笑ってしまった 人生は近くで見ると悲劇だが遠くから見れば喜劇であるというのは、ま…
>>続きを読む当時のハリウッド最大のスキャンダルカップルであるロッセリーニとバーグマンがそれぞれ監督と主演女優を務めた。イギリス人夫婦がビジネス目的と不仲のもとでイタリアを旅する設定で、ロッセリーニは第三の視点か…
>>続きを読むまず、なんといってもイングリッドが美しい。ハスキーボイスが耳に心地よく響く。
倦怠期の夫婦が、遺跡と自分たちを重ねてしまう。他の女性と会っても、満たされない夫。幸せな夫婦や子供たちを見て、悲しさを…