この映画のリアリティは、殺害の動機や実行、それまでの過程にあるのではなく、ロープの輪を調整し、クレーンに油をさし、開閉式床の下に黄色のトレーを置く、一連の動作を迷いなくこなす執行人の手つきにこそある…
>>続きを読むなんともやりきれなくなる作品です。
今までも重たい映画はたくさん観てきたが、本作はその中でもへヴィ級のやるせなさ。演出が実直すぎるのがその原因だろう。
弁護士試験に合格した若き弁護士。
ちょっと…
87年ポーランド作品。主要登場人物は弁護士資格に受かった青年、妹の死をきっかけに村を出た若者、性格に難がありそうな中年タクシー運転手の3人。若者が運転手を殺害し弁護士が弁護するストーリーで、殺害シー…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
クシシュトフ・キシェロフスキ監督作品は、ポーランドの寒々として、人々が孤立し孤独な雰囲気の中で特異な事件が語られていてそこが好みであったりします。『殺人に関す短いフィルム』は、見ず知らぬ人の生命を奪…
>>続きを読む虫や動物の死骸のカットの連続から始まる。全体を通して、犬やネズミなどの動物が多く画面に映る。一見無関係に思えるような人たち(自分勝手なタクシー運転手、上から石を落として車の窓ガラスを割り街を徘徊す…
>>続きを読む昔のカメラで撮って現像されたような、全体的に緑がかっていてザラザラとした画質の映画。なのでどこを切り取っても、一昔前のカメラフィルムの様でした。
ただ殺人が起きるまで変わり映えのない日常が続くので…
加害者も被害者も嫌味で捻くれた部分しか見てないから、2人があの結末になっても「まあねぇ...」って少し思ってしまい薄ら寒い気持ちになる
死刑執行時、護送中のまだ何も起きてない時でも警備隊はあんなに毎…