ゴダール映画祭
断片同士の関係性。
何故こんなにもフィルムは私たちを惹きつけ、苦しめる?
支配しようと思うほど言うことを聞かない。
取り込もうとするほど翻弄される。
常に客であり、主である…
1968年の秋に企画されたゴダールとダイレクト・シネマの旗手ペネベイカー&リーコックのタッグによる『1AM(ワン・アメリカン・ムービー)』
しかしこの共同作業はそれぞれがお互いの主張を譲らず、編集…
ゴダールが監督じゃないからどんなんだろうと思いながら観たが、最初にゴダールが語っていた意図はテープレコーダーから再生される台詞を繰り返すところなどからかろうじて掴めるし、それを演出する場面などがメイ…
>>続きを読むフランス国内ではテレビや新聞等でアメリカの現状を知ることはできるだろう。
しかし、ゴダールはアメリカ人の声や姿に触れるため積極的に渡米する行動力があった。それと共に映画作りによって世界へ発信すること…
五月革命を経て世界的に新左翼熱が波及する1968年。ヴァルダ&ドゥミも米国入りして『Black Panthers』を撮っているので、米国でも何かが起こりそうな映画知識人の嗅覚を刺激するものがあったの…
>>続きを読むまず本編は基本的につまらなかった。ゴダールが撮っていたフッテージはやはり彼のほとんどの作品と同じくつまらないからだ。だが、ゴダールが写って、喋っているシーンは面白い。特に最初の企画の意図を説明してい…
>>続きを読む©Pennebaker Hegedus Films / Jane Balfour Service