字幕もピンボケにするべき。
誰もが撮りそうな「海と自主映画」。凡庸でありふれた表現だが、ピンボケ一枚かますことによって、透明な世界は濁りだし、新たな映画が不穏に蠢き始める。ホン・サンスの切り口、単な…
決して実験的な作品では無い。ピンボケが世界を作り、ピンボケが世界に飲み込まれていく。蓋を開ければ王道のヒューマンドラマだが、その手法と細部のディティールに驚かされる。
3人の人間模様が主軸となるが、…
[ほぼ全編ピンボケ映画] 40点
2023年ベルリン映画祭エンカウンターズ部門選出作品。2020年から3年連続でコンペに選出され、なんらかの賞を取っていたのだが、今回でその記録はストップしたようだ…