このレビューはネタバレを含みます
あっという間の130分!面白かった。
エドガルドが誘拐された直後の面会では、お母さんに帰りたいと泣きついていたにも関わらず、死に際での面会のシーンで取り返しのつかない信仰の違いが見えてしまったこと…
シチリアーノしか見れてないベロッキオ。もっと勉強しなきゃなあと思っています。
画角の取り方とか演出のつけ方とか、堂々たる巨匠の佇まいという感じもするんだけど、特徴的なところなのかもなと思うところも…
信仰心のない僕には、穏やかに暮らす家庭から幼気のない少年を無理やり家族から引き剥がす行為の正当性が全く分からない。また、改宗するということの精神的な意味がピンと来ないけど、明日から全く違う言葉で生活…
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史実を元にした映画。
悲しくて辛い話。
メイドのアンナが怖い。
嘘ついてるお店のおじさんも怖い。
アンナは、ユダヤ教家族の赤ちゃん(エドガルド)に、勝手にキリスト教の洗礼を受けさせる。
アンナと…
いつカット割ったのってぐらい淀みがなく、どんどん展開が続いていきあっという間に終わった。
今パレスチナ問題あるけど、当事者じゃない僕は文字通り祈ることしか出来ないし、何が正しいかと感じるなんて育つ環…
前作で晩年の枯淡の境地に達してしまったかと思ったベロッキオが、なんのことはない、キレッキレでスキャンダラスな美的暴力ともいうべき映画で戻ってきてくれた!そのことにただただ感動。
映画がイデオロギー…
エドガルドは少年期と青年期で役者が入れ替わりますが、容貌に違和感はありません。きょうだいたちも似通った容貌の役者をそろえていて、チラッと映った赤ちゃん時代の顔も目元が似てて、ほっこりします。
家族の…
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まさしく「悪は存在しない」映画だ。信心はその人が属するコミュニティ、家族と同義語で、それぞれが戒めの意味が強い主観的なルールを持っている。そしてそれぞれが遵守しようとするから争いが起こる。
エドガル…