観る前に予想していた「重厚な」物語とは違う、この上なく「面白い」映画だった。
2、3人の人物が、外を雪に覆われた室内で、延々と話すシーンが繰り返されるにもかかわらず、ラストシーンまで一瞬も飽きること…
地への、ひいては国、あるいは自己と人生への不満と不協和。田舎の限界閉鎖環境と個。それを無価値・退屈と断ずる、急に終盤にて大量に吐露される内的葛藤。周囲と関わることで測る自分の価値。2人の女、贔屓の教…
>>続きを読むサメットは短所のある人物ではあるけど、極端に嫌な奴ではないし友人もいれば彼を慕う生徒もいる。
不快なのは、妬みや贔屓など自分にもある嫌な部分を見せられること。
ヌライとケナンが仲良く話してるのを睨…
原題の意味は「乾いた草について」
邦題は「二つの季節しかない村」
もう少ししたら日本も「二つの季節しかない国」になりそうだけど
198分間ほぼほぼ会話劇でした
しかもあまり意味のない世間話とかも多…
卑小な男をただ見続けるだけの長い長い時間なのだが、なぜだかまったく退屈はしなかった
それは、時折挟まれる風景の美しさと、単純と思えるほどわかりやすい男の表情のせいかもしれない
傲慢な男に対する少し…
もうこの国には夏と冬しか存在しないのかもしれない。
という話をしていて思い出したので観た映画。
酷暑に辟易した身には視覚的に大変涼しい光景。を、窓の外で頑張ってる蝉の声を背景に視聴する。
映画の内容…
長尺過ぎていつも、見るのを萎縮してしまうヌリ・ビルゲ・ジェイラン作品。
見たら結局傑作なんだよな。
この作品も198分あるのに、全く飽きず、人間描写に揺さぶられた。
一回二時間以内で作ってくれたら、…
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