昔観た時は、人間味溢れたどちらかと言うと泥臭いイ・チャンドン監督と、カラッとしてメタファー中毒の村上春樹の小説とがどうしても結びつかず、あまりハマらなかった覚えがある。
今回観直してみて、主人公を監…
2023年映画日記178
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小説家を目指しながら、バイトで生計を立てるジョンスは、偶然幼馴染のヘミと再会する。ヘミからアフリカ旅行へ行く間、飼っている猫の世話を頼まれるジョンス。旅行から戻ったヘミ…
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『納屋を焼く』の面白さの一つは、「焼け落ちた納屋を探すことに夢中になった主人公が、彼女がいないことを忘れている」のがパントマイムのエピソード(ないことを忘れる)と重なっているところだと思っているので…
>>続きを読む一応はミステリーなんだろうけど、とにかく最初から最後まで何とも言えなく居心地の悪い、不穏な空気がずっと続く。
そして最後まで何も回収されない。
ある意味とても寓話的で、散りばめられたメタファーに…
イ・チャンドンレトロスペクティヴにて。
実存が曖昧な若者たちの、息が詰まるような閉塞感と苦痛、不定形がゆえの捉えどころのない不穏さが、この上なく美しい撮影でパーフェクトに記録されている。
後半ジ…
イ・チャンドン監督が村上春樹の短編小説『納屋を焼く』を映画化したサスペンスドラマです。ボクは小説は未読です。
まず、最初におことわりをしておくと、ボクは村上春樹の小説が苦手です。そして、本作はとて…
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原作未読で見た。「なんかイヤ〜な感じのする金持ち」だなあって思ってたら「ヤバいサイコパスのシリアルキラー」にしか見えなくなる流れ面白い。主人公も最後アイツに殺されるかと思ってドキドキしながら見たら全…
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だんだん何が嘘でなにが本当か分からなくなる
嘘だらけかと思えば猫は本当にいたし いやそれは本当か? 井戸もそう
お店でヘミが踊ってる時の感じが苦しかった、みんな手拍子すぐにやめちゃうんだ
音にすごく…
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