空振りと問わずがたりの繰り返し、お茶濁そうにも上滑り、ほとほと呆れて気後れで逃げ出したのに、後をつけてくるのはどうして
息がつまるくらい苦しくて、吐きそうなくらい悲しいのに、泣きそうなくらい嬉しい、…
殺人鬼と出会って且つ生きて帰りたい人向けなのが『アングスト』なら、ヒモ男と出会って且つ人生棒に振りたくない人向けなのが、本作。
会話劇と言えば聞こえはいいが、三時間以上とにかく聞かされるのは働いたら…
約3時間40分の会話劇というだけで驚異的だが、今作の成り立ちはユスターシュの実際の男女関係が色濃く反映(これはキャスティングにも至る)されているらしく、本当に狂気じみている。
鑑賞に体力を使う一作…
レオーの切り返しやばすぎ、完全にイカれた人間の目。レコードに合わせて口笛、社会構造をバカにして、死とセックスをする。元カノを殴った話をする時の真正面カット。ガラスに写って登場するラフォン。レオーは4…
>>続きを読む受難の3度目。3人隣に並んだ後だったか、同じ部屋の中にいながらジャンピエールレオーは画面外、ヴェロニカとマリーが話しつつお互い別方向の空を見つめるショット。アントニオーニ『夜』のモニカヴィッティ、マ…
>>続きを読む前半の方が好き、後半になってみてる体力もあいまってどんどん陰惨できつくなってくる
虚しさ空っぽさがみんなある
エディットピアフの曲のところのシーンが好き
大切なシーンだけどヴェロニカの長いシーンが…
このレビューはネタバレを含みます
終盤の長回しが素晴らしい。200分を越えてからこその説得力。とはいえ、『RRR』より長い本編尺の映画を人には薦めにくい。
丸戸史明脚本みたいな話だった。
ユスターシュの死後の再公開時にカットされ…
どうしようもないどうしようもなさをどうしようもなく描く正直さ。救いの無い結末が救いになるユスターシュの誠実さに貫かれた220分のこじらせ。初めて観た時にはオロオロするJPLに夢中になったが、4年ぶり…
>>続きを読む© Les Films du Losange