二条城のキーファーの展示を見てきたので、こちらも鑑賞。二条城での展示は基本的に自然光のみので、薄暗い部屋にあの絵画がある風景はまさに陰翳礼讃的でとても素晴らしかった。抽象表現主義的な絵にもみえるけど…
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忘却への抵抗
焼いて叩きつけ傷つけ、負の歴史を模る作品群には、おびただしい死者の面影が宿る。
“ドイツ人の前に鏡を突きつけた”という台詞は、観ている者にも強く刺さる。
国を問わず、作品を介して過去の…
90分間、現代芸術家キーファーのことしか考えない時間を与えてくれることに価値がある作品。正直に言えば映像マジックはその考える時間の提供以上に効果を発揮してるとは思えないものの、思わせぶりな姿勢がキー…
>>続きを読む先日、二条城で開催されている『アンゼルム・キーファー ソラリス』展へ行ってきました。
その日の京都は小雨の降る曇り空でしたが、それがナチス・ドイツの過去やドイツ人の罪の意識などを主題とするキーファ…
2023年。ドイツの現代芸術家アンゼルムの作品と半生、制作模様などをヴィム・ヴェンダースが撮り作る半ドキュメンタリー/半ドラマ。
巨大かつ深淵で、ドイツの歴史と時代の痛みを刻み込むような立体作品…
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