清作の妻のネタバレレビュー・内容・結末

『清作の妻』に投稿されたネタバレ・内容・結末

すべては戦争のせいなんだよな。
久しぶりの若尾文子やはり良い

【自我の絶対化】

本作は私が16歳のとき、ユーロスペースで初めて観た増村保造作品だ。思った以上にB級映画的な雰囲気が強い。主演の若尾文子の怨念に満ちた眼差しが屈強で、鬼気迫るものがある。

驚愕の…

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若尾文子の演技は見事だったが、話が重過ぎて気が滅入る。陰湿なムラ社会の異常性や、目潰ししてまで夫を出征させまいとする妻の切羽詰まった心情がひしひしと伝わってきて観ていて辛い。

綺麗事ではなく、真実の愛を観た。
何としてでも愛する人を放したくない者による常軌を逸脱した行動が、自分自身の欲だけではなく真実の愛へと導いたからだ。

老人の愛妾として長年囚われの身であったお兼(若…

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お兼のメンヘラ具合から目が離せなかった🫣
夫が戦争に行って、夫の家族からも邪険にされてたらそりゃ気が気じゃないよねえ

目潰しは衝撃的で面食らったけど、憎しみを超えて愛し合ってて感動😭
そもそも、戦…

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最近増村保造と若尾文子の映画をよく見てる。それに加えて『泥の河』で見惚れた田村高廣さん、、好きだ(>_<)

溢れるとか注ぐとか言うけど結局はすぐ側にいて繋がっていないとちゃんと機能しない。愛情は2…

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村社会の頑迷固陋な保守体質、戦時下の日本が狂気的と云われた所以。

知的障害者だけが健全であるという強烈な皮肉。目を覚まして、社会に巣食う病に気づくためには、両眼を失わねばならない。

誰も矛盾に気…

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・「清作の妻」観た。こっちは増村保造と若尾綾子のコンビの作品。
・夫の目を突くという行為、この行為だけ取り出せば犯罪。実際に妻は懲役に服して、突かれた夫は怒りまくり、
・しかし、とあるコンテキストの…

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本作を監督した増村保造に対し、私は「愛とエロス」を撮るフィルムメーカーという勝手なイメージを抱いていたのだが、その思い込みを見事に覆される重厚にして深遠な人間ドラマだった。でもよく考えてみれば、この…

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増村作品らしい情念情念情念の映画だけど、戦時中の田舎という閉塞感もあってとにかく若尾文子の迫力が凄まじい。あと、失恋して泣く妹を蹴りまくる兄とか、執拗な暴力描写も印象的。最高です!
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