アマプラのプラス松竹(月額330円)に含まれている。
『晩春』『麦秋』と共に家族三部作として括られているが本作だけ圧倒的に洗練されており遺作にしてまさに集大成という感じである。テーマ性では『東京物語…
3度目ぐらいの鑑賞だが、やはり秋刀魚は出てこないんだな。今年は秋刀魚を食べていないし、秋刀魚が益々恋しくなる映画だ。
「結局、人は独りぼっちなんです」。
生涯独身だった小津の遺作で語られるこの台…
川又昂さん監修のもとでリストアが行われた小津監督の遺作らしい。
絵がめちゃくちゃ綺麗でどこを切り取っても絵になる。昭和のおじさんたちの社会が分かる時代性の強い作品。悪口のセンス、酔っ払いの演技、リア…
小津映画はいろいろと見ているが、今回が一番会話が下品に感じてしまった。少々やり過ぎでは。
軍艦マーチも今は思い出。恩師も衰えが目立つ。娘が嫁ぎバーでひとり酒を飲む姿には哀愁が漂う。
今作では団地…
基本的にただのホームドラマだが、巧みな構成と超豪華な俳優陣のおかげで、今と昔の差を味わいながら見ることができた。見覚えのある家屋、会社、飲み屋の佇まい。結婚の在り方、社会における女性の扱い、核家族の…
>>続きを読むストーリー自体は特別目新しいとか面白いとかはなく、演技も今と比べると拙い。それでも名作と言われるだけの風情はあった。
久しぶりに古い邦画を観た事もあり、スマホもネットも無い時代のゆったりとした時間…
今更ながら小津安二郎作品を初めてちゃんと見た。遺作らしい。
ギャグでも真面目なシーンでも淡々としてる独特のテンポと台詞回し。それが心地いい。
時代的に価値観や常識が全く違うが楽しめた。
秋刀魚出て…
小津の初期サイレント見るにあたって遺作をひさしぶりに再見。タイトルは「サンマに旬があるように、人生にも旬があり、失われたものは戻らない」と解釈してる。かつて見たときより今のほうがずっとそう思う。たぶ…
>>続きを読む小津安二郎監督の集大成。
『東京物語』『小早川家の秋』という、畳のローアングルに赤い花瓶、徹底した画面構成に独特の台詞回しという「小津調」と呼ばれる父と娘を描いた作品群が有名であるが、サイレント時代…
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