再鑑。
『晩春』が娘の物語だったのに対し、『秋刀魚の味』は父の映画だった。
本作では岩下志麻演じる娘の胸中が語られることはほぼない。(心を許していた三浦に許嫁がいることを知ったシーン程度だが、そこも…
・笠智衆の全てを受け入れる好好爺感。まるでお釈迦さまのようだ。
・色の多さ。赤をメインに、黄、青、緑、卓上の器の色の多いこと。
・戦前威張っていたひょうたんと威張らなかった笠智衆。燕来軒の店主と会社…
このレビューはネタバレを含みます
俳優たちがセリフを淡々と、テンポよく喋る様子、そして、それを真正面から映すカメラワークが渋くて良き。そして、定点カメラで映される古き良き日本の家、団地がノスタルジックでたまらない。
この映画を見て…
亡くなった祖父を思いながら大晦日に観た。初見時は気付けなかった事も沢山あり、こんなに暗い映画だったのかと驚きました。noteにメモ程度に纏めたので、宜しければ覗いてみてください。
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このレビューはネタバレを含みます
勝手ながら、人間、特に男というものは歳を重ねるに連れて頭が硬くなっていくものだと認識しているが、笠智衆演じる平山は決してそんなことはなさそうだ。
恩師であるヒョータンと一人娘の話を受けて、自分の路…
本作初見は1980年5月5日の銀座・並木座、その後何度も観ているが、本日観たのは「【Blu-ray】ニューデジタルリマスター版」だったので、映像の綺麗さはハンパないほどのクリアさ✨
内容も笑いあり、…
アマプラのプラス松竹(月額330円)に含まれている。
『晩春』『麦秋』と共に家族三部作として括られているが本作だけ圧倒的に洗練されており遺作にしてまさに集大成という感じである。テーマ性では『東京物語…
3度目ぐらいの鑑賞だが、やはり秋刀魚は出てこないんだな。今年は秋刀魚を食べていないし、秋刀魚が益々恋しくなる映画だ。
「結局、人は独りぼっちなんです」。
生涯独身だった小津の遺作で語られるこの台…
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