このレビューはネタバレを含みます
静かで、淋しい。でもそれが心地いい。老いた父親が娘を嫁に送り出す、ささやかな物語。
娘をそばに置いておきたい父の身勝手さと、娘の幸せを願う責任感。そのあいだで揺れる父親像が静かに描かれる。
笠智衆が…
秋刀魚の味を観てまず感じるのは、そのテンポの良さである。場面の移り変わりは軽やかで、全体を通してまったくだれることがなく、自然と物語に引き込まれていく。何気ない日常の連なりでありながら、どこか可笑し…
>>続きを読む何度も舞台となる笠智衆の家、佐田啓二の家、岸田今日子営むバー、それぞれが空間としての様相を悉く変えていく。特に東野英治郎と中村伸郎との小料理屋から家に帰宅した笠智衆が、それまでには見せなかった恐怖慄…
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目黒の秋刀魚♥️
レビュー本文
ちまちました中産階級のコメディー。
どうやら、労働組合活動の活発だった60年代の松竹では反発があったんだろうね。
我母親は佐田啓二さんのファンだったんで、この映画も見…
結構重ための設定も多い中、悲観的なシーンは陽気めなBGMが流れるのでBGMとの対比で感情が際立つ。
所々設定重ためだし、3人の会話はお下劣なもので中和してるのかな?あのお下劣な会話は当時小津監督がな…
小津映画の良さにようやく気づいた。同じ言葉を違う人物が繰り返したり、"立ち絵"のような安定したショットがユーモラスさを際立たせている
笠智衆演じる父親が、人柄の良いロールモデル。こういう人生を歩みた…
再鑑。
『晩春』が娘の物語だったのに対し、『秋刀魚の味』は父の映画だった。
本作では岩下志麻演じる娘の胸中が語られることはほぼない。(心を許していた三浦に許嫁がいることを知ったシーン程度だが、そこも…
・笠智衆の全てを受け入れる好好爺感。まるでお釈迦さまのようだ。
・色の多さ。赤をメインに、黄、青、緑、卓上の器の色の多いこと。
・戦前威張っていたひょうたんと威張らなかった笠智衆。燕来軒の店主と会社…
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