清作の妻の作品情報・感想・評価・動画配信

『清作の妻』に投稿された感想・評価

4.1
1,239件のレビュー
わせ
4.0

17歳の時に貧しい家のために嫁に出されたお兼は 結婚相手が死んだ後も、自身の美貌により周りからはあることないことを言われる始末。父親も死に、母親も死に、陰湿な土地で村八分にされた彼女に手を差し伸べた…

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日本のムラ社会の醜悪さをいやと言うほど見せられます。異質の者を絶対に受け入れない。この映画の時代設定は日露戦争前後ですけれど、異質の者を排撃する様はまるで現代日本の姿を見せられているような気にもなり…

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内容が内容だけに仕方ないけど、見ていてツラい。ラストもこの生活いったいどこまで続くの?って思うしマジで救いない。音楽も不穏な感じの同じメロディが延々流れてるし、ひたすら陰鬱。
このレビューはネタバレを含みます

清作が再び出征すると決まり、お兼が思い詰めて、彼に何らかの事を起こすだろうと予期させる凄みのある顔つきが、じわじわと迫ってくる。
そして古い釘を掴んだまま、その場を離れ着物も乱れながら、なりふり構わ…

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あばずれだとか女狐だとか
悪口と嫉妬が渦巻く村で

味方が母しかいなくても
生きていかなきゃならない現実

うるさい鐘を朝から鳴らす
真面目な男を好きになり

彼だけが私を見ていれば
強くなることが…

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山田
4.6
傑作。田舎の出征を巡る辛い話として、これ以上ない出来。粗方の予想の斜め上を行く、例のシーンが衝撃的過ぎて声が出た。
rinky
5.0


狂気を孕んだ、けれど純粋すぎるほど真っ直ぐな愛。情念。戦死したとしても魂はそばに、なんて綺麗事、残された女には必要ない。ただそばにいてほしい。全てを我慢し続け何もかも諦めた中でたった一つの愛を知っ…

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zoo
-
おもろすぎた。。。
3.8
身売りされる、つまりは親からの愛が十分に受けられなかっただろうか。愛に飢えきった人に愛だけを与えることの恐ろしさ。見る角度によって、それはある人には凶器となり、またある人には純愛として映る。
4.0

戦争と村社会に備わる愚かさと恐ろしさに対して唯1人で立ち向かう若尾文子が実に神々しい。本来そういう目的ではなかったにしろ清作に孤独である人間の気持ちを心底理解させた流れにも痺れた。独りで突き進む勇気…

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