人の孤独、男と女の愛情を深くえぐった名作と思う。私は後半に進みにつれて、じわじわと作品に埋没した。
増村保造監督らしいドロドロ感。そして、若尾文子の美貌がやはり素晴らしい。白黒ならではの美しさがあ…
病気の父と一家の生計を助けるため、老人(殿山泰司)の妾になったお兼(若尾文子)。
やがて老人は遺産を残して死に、残した遺産は家一軒を買ってさらに田んぼが買えるほどの大金。
ところが、お兼の父もまた他…
邦画は古い方が好き。やっぱり凄い!
貧困すぎる家の為、老人の妾になったお兼(おかね:若尾文子様)。老人の死で遺産を受け、母親の希望で故郷の村へ帰るが、村人達はおかねをふしだらな女として差別するのだ…
お兼の行動はこの当時(1905年ごろ)の人からしたら理解し難いものだろうが、現代からしたら(容認は出来ないが)気持ちはわかる。誰だって戦争に大切な人は行かせたくないものだ。清作も不自由になったことで…
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