東京フィルメックス2023
カロリーヌ・シャンプティエの生き物のようなカメラワークに感嘆。
ワン・ビンはもう中国にはいられないなと思った…当然覚悟の上の制作だろう…現在はパリ在住で当分中国へ戻る予…
東京フィルメックスにて。
文化大革命を経験している86歳の現代音楽家(王西麟・ワンシーリン)が、フランスの歴史的な劇場の中を彷徨う。身体に歴史が刻まれたかのような、老体の全裸に圧倒…。薄暗い劇場を…
[] 60点
どの作品を何回チャレンジしても開始10分で爆睡するのでほぼ諦めてる系映画監督ワン・ビンの新作。今回も10分くらい爆睡しちゃったけど、話を聞く限り大丈夫そうなとこなので流れに任せて書い…
裸の老人というか本当に全裸の86歳の老人が性器を露出しながら、誰もいない薄暗い劇場の廊下を彷徨い、舞台に上がる。円形の劇場には静寂だけが流れている。レオス・カラックスのほとんど全ての作品のカメラマ…
>>続きを読む"何も思い出したくない"
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東京フィルメックスにて
無人の劇場、老いた音楽家の裸。身体の皺や弛みが歳月の重みを感じさせる。
即興的な動きをする彼をゆっくり舐め回すカメラワークは単調…。
監…
王西麟氏が何者か知らなかったため、最初は何を見させられているのやら状態で、何故着衣なしなのかがわからず、また謎の踊り(Q&Aでこの踊りに意味があることを知る)に上手なピアノ…
から王氏が自ら語り始め…
王兵は撮るたびに映画という芸術そのものを作りなおす。だから見る側も裸で臨まねばならない。そうした態度の直喩としての格好か。『鳳鳴』ではなく『死霊魂』でピアニストが過去をを語るパートの延長にあると見た…
>>続きを読むワン・ビン監督の新作の一つで、一人の音楽家を描く作品です。
ドキュメンタリーでもあるわけですが、たった一人で全裸の老人を劇場に立たせてパフォーマンスしたり、過去を語るある種の、異様さが独特の迫力と粘…