画面の美しさと語りの映し方が本当に綺麗で好き。
部屋のロングショット、空き家にいる知らない人との約束、防犯カメラで扉が閉まった後の反射に映る主人公、天才か〜。
序盤で「あれは奇跡だろ〜ゲラゲラ」…
年代順に観れば良かったのだが『Here』を先に観てしまったので、『Here』ほどは完璧な映画ではない。然し乍らどちらもベルギーのブリュッセルに暮らす移民の映画で、都市の暗部=真夜中に目覚める夢遊病…
>>続きを読むカンヌ国際映画祭やベルリン国際映画祭で注目を集め、現代のヨーロッパ映画シーンで最も重要な若手作家のひとりともいわれるベルギーの映画作家バス・ドゥヴォス。これまでに長編4作を監督、『ゴースト・トロピッ…
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自分にとっての快適な領域から一歩踏み出した外に広がる、普段の自分の世界には存在しない人たちで構成される世界。
冒頭、彼女がget lostと書かれたポスターを見つめているカット。鑑賞後振り返るとそ…
鑑賞後に思わず「カン…ペキ…」と薬師丸してしまうくらいには大好きなやつだった。惜しむらくは80分の短尺、なんなら120分フルで彼女のささやかな冒険にお付き合いしたかった。確かにアケルマンらしきものを…
>>続きを読む最初の長回しのシーン、好きだったな。
家で何もせずぼーっとしてる日だけしか感じられない、あの美しくほんのり寂しい日暮れ。
予告編(最高)を見てカタルシス映画かと思ってたけど、そんなことはなかった。彼…
日本初公開ということでチェックしていたバス・ドゥボス監督の2019年作。時間があったので、こちらから先に鑑賞。これが思っていた通りのじんわりと沁みる作品だったので、来週に「Here」の方も見に行こう…
>>続きを読むベルギーでも移民や出稼ぎの人が多く、それぞれがいろいろ抱えているのだなあと、不自然なぐらい同僚と笑うシーンを観てまず思った、最初に俯瞰した部屋の長回しから入ったことがあとから効いてくる感じではあった…
>>続きを読む俺たちの人生は、不可逆性をもって流れていくもので、その線上に無数の邂逅と別離(この2つの間隔はときに永遠に思えるほど長く、ときに瞬きのように短い)が穿たれながら、ただただ伸び続けていくのだと感じた。…
>>続きを読む©︎ Quetzalcoatl, 10.80 films, Minds Meet production