期待していた以上に入り込んで鑑賞しました。
全編モノクロの映画でここまで満足できた作品、初めてかもしれません。
これはモノクロだからこそ入り込める映画で、そこを負担に感じずむしろ魅力に感じられたの…
不思議な映画だった
単調だけど退屈しない
ある意味「敵」とは、己自身に迫っている「死」そのものだったんだろうか。
人間が日常の中で口にはしないものの、必ずと言っていいほど抱えているギルティみたい…
白黒なのに美味しそうなご飯が並ぶ映画だし、長塚京三の縁起が良くて。妄想と現実が混じり、「敵」はもう自分の前にいたという話のように思えた。「男やもめ」の一人暮らしは前半気楽で楽しそうで、全然現実味のな…
>>続きを読むその人なりのPERFECT DAYSを脅かす「老い」「金」「欲望」「孤独」「デマ」。
特に「デマ」が昨今の世相にビンビンに刺さってて見てるだけで不安になる。
今までの日常がそうでなくなっていき、こ…
仏文学の大学教授の職を退官して久しい男性、渡辺儀助は、祖父の時代からの古い日本家屋で暮らしている
訪れる者は宅配の業者や自治会の集金くらいで、時折かつての教え子がやってきたり、友人に会ったりもするけ…
ⓒ1998 筒井康隆/新潮社 ⓒ2023 TEKINOMIKATA