東京国際映画祭 東京グランプリ受賞作品上映にて鑑賞。
じゅういちじよんじゅっぷん……
俺得か!と言えるキャスティングで危ない隠居者を見守るスクリーンの外にいるものたち。
どう受け取っても良いです…
フランス文学の大学教授をしていた儀助
既に妻に先立たれ、その日その日を穏やかに暮らしていた
自分が死んだ後に周りの人に迷惑を掛けないように、遺言や葬式代はすべて準備万端
あとは「その日」が来るのを待…
長塚京三の品を前フリにしたSF、コメディ、ホラー
終活もひと通り終え、料理、歯磨き、睡眠と同じ生活のリズムを保ち続ける長塚京三演じる元大学教授が表現と対話の空間を無くし、本当の孤独と対峙したことで…
【依存先を失ったときに敵が現れる】
第37回東京国際映画祭にて筒井康隆の同名小説を映画化した『敵』を観た。『仮面/ペルソナ』や『惑星ソラリス』系の内なる他者を扱った作品であり、私の得意ジャンルではあ…
【第37回東京国際映画祭 コンペティション部門出品】
『騙し絵の牙』吉田大八監督が筒井康隆の同名小説を映画化した作品。東京国際映画祭コンペに出品されている。
吉田大八×筒井康隆だとこうなるか!とい…
79点。吉田大八監督が興行のことを全く気にせずアートに振り切った印象。それゆえの素晴らしい完成度だった。
SFなのに日常的に、妙な心地の悪さ、不穏さ、夢、幻、欲、情念、、など、筒井康隆節がとてもよ…
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