身に着けていた衣類をすべて自分ではぎ取ったロルナが、クローディ(ジェレミー・レニエ)に抱きついてそして抱きしめあった意味をわたしは考える。同郷の彼氏とラブラブで、彼と共に生きる夢を描いていたからこそ…
>>続きを読む監督の作品はこれで6作目。主人公の女性ロルナは、お金欲しさに闇の仕事をするタクシー運転手に言われるままに、ベルギーの国籍を取るためヘロイン中毒の男性クローディと偽装結婚する。しかも、そのあとロシア人…
>>続きを読むクローディをお父さんだと言いながら
お腹に居ると信じている我が子に語りかけるシーンは切ない
でもロルナが生きていこうとする強い意志と希望を感じた
クローディの自転車を追いかけた時に見せたあの笑顔…
[幻想で生き延びる]
ロルナにとって、自分達の夢の為に、麻薬中毒者が殺されるのは耐えられないだろう。しかも、段々、彼に愛情を感じるようになっていたのなら猶更。アルバニアから逃げ出して、他国で…
偽装結婚(フェイク)によって「未亡人」が倫理観よりも夢を選択するが、子供を「宿した」(かもしれない―「フェイク」かもしれない)ことにより、モラルを取り戻し、贖罪意識から解放される。といったお話。
脚…
気持ちだけが取り残されていくのが分かって辛い。居ないはずの赤ちゃんに話しかける最後は、どうしようも無く哀しくて見ていられなかった。
裸で抱き合うシーンで2人に生まれた愛を、笑顔で自転車を追いかけるシ…
初めは情が移らないよう、軽くあしらうように接していたが、やはり長く生活を共にするほど心が触れてしまって、もう他人とは思えない。
国籍取得のための偽装結婚が本当の意味での結婚(?)になりつつあった矢…