ヴィスコンティが、カミュ「異邦人」を映画化。原作に忠実なのに驚く。「昨日ママンが死んだ」から、「太陽がまぶしかったから」まで、そのままの台詞として使っている。原作を自分の世界に引き寄せて料理して、原…
>>続きを読む【太陽が眩しかったから】
ルキノ・ヴィスコンティ監督×アルベール・カミュ原作×マルチェロ・マストロヤンニ×アンナ・カリーナ共演の作品
〈あらすじ〉
1930年代のアルジェにて、殺人の罪で裁判にか…
カミュの読者はママが鬱陶しいスネかじり世代が多かっただろう。だから「太陽眩しいぜ」だの「今日、ママが死んだ」なんて若者でなきゃ言えなそうなセリフに感じてしまう向きが多いのではないか。
マストロヤ…
最初に言っておきます。
この感想は本作を観ないで書いています。
「人生の書は?」と訊かれたら
もう高校生の頃から一貫している。
今でも揺るぎない。カミュの『異邦人』。
その映画版あると知ったのも高…
ストーリーベースの単純な構成の映画であった。執拗にクローズアップされる主人公の顔や手つきからも、"奇妙な世界と個人、その関係性"というテーマを分かりやすく表現していた。
この映画の好きなところは、特…
日本もイタリアと同年に公開されましたが、英語版で、TV公開もあったそうなのですが短縮版だったそうです。
ヴィスコンティの幻の作品とされている所以は、原作のアルベール・カミュの未亡人が「原作に忠実で…
とにかくマストロヤンニがため息が出るほどカッコいい。
仕事の休憩時間に行くレストランの様子や友人の部屋の壁が黄色でテーブルが緑みたいな色使いもあこがれます。
後半の裁判が始まるあたりから見ていてつら…