光と影の扱いがマジカル。
夜祭に飛び出す夜霧の恋人たち〜
ここがMIZOGUCHIと言われてるのね、な
幽玄的な水辺〜
再び夜霧の中を駆け抜ける若者たちのシークエンスの美しさにため息。
ラスト…
人/物が、動き出し、動き続け、停止していく(ようにみえる)流れ。モノクロームの審美にカラフルの軽薄を思うことは容易いが、様々な色/可視光に包囲される人間の縁起を考えることも容易い。
すでに何かが始…
ニノ役の少年素晴らし。画はバッチバチに決まりまくっているが、デビュー作だからなのかところどころ溝口健二だったりブレッソンだったりドライヤーだったりと固有名詞が率直によぎる。だんだんサイレント映画を見…
>>続きを読む想像以上に良かった見逃さなくてよかった。
モノクロームの陰影がいきた映像は怖いくらい美しく、冒頭からストーリーなんてどうでも良くなった
ストーリーが真ん中にしっかりとあるけれど映像はそんなものよりも…
モノクロの「クロ」・漆黒の闇が深すぎて、脳裏に残るため昼間のシーンの白さも曖昧に見える。最後のシーンに唯一目が覚めるような感覚になる。原因不明な怖ろしいイメージの数々がスクリーンから去っていった後の…
>>続きを読むペドロ・コスタ監督の長編デビュー作。
ポルトガルの巨匠ペドロ・コスタによる長編デビュー作『血(O Sangue)』。監督の深い映画体験とポルトガルという国の歴史的記憶が交錯するノワール(血)。また…
ペドロ・コスタの映画を初めて映画館でみて衝撃をうけた。白黒なのにハッキリとわかる光と影。一つ一つのショットがキマりすぎてて目が離せない。ロベール・ブレッソンのラルジャンに近い、終始纏う緊張感。過去み…
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