博多っ子純情の作品情報・感想・評価

「博多っ子純情」に投稿された感想・評価

mid90sならずlate70s
BE-BOPとか岸和田とかクローズとか全部ここにあるのは知らなかった
原作の小さいエピソードまで拾って丁寧に実写化しているので、物語の進行は比較的スローペース。
確かに、六平が大乱闘を止めるところをクライマックスに持ってくるのは青春活劇としてはベターではある。
ただ個人的には、あと30分増やしてもいいから、穴見さんの人形を埋めるエピソードを終劇にすれば、また違った感触の映画になったかも…
いや、それだとATG映画みたいになってしまうか。

どちらにしても、原作ではこれからが名シーンの連続なので、このキャスト・スタッフでぜひ高校編まで観てみたかった。
(大学編はつまらないのでいらない)
脇役の王様=ケン・ミツイシの
スクリーン・デビュー作にして
最初で最後の主演作と聞いて
そんなの見ないわけには
いかないじゃないですか
(しかし、顔まんまだったなー)

中学生男子たちの性との出会いを
コミカルに、しかし
割とありのままに描いていて
自分にもこんな時期があったなー
とか思いながら見てました
と言っても残念がら六平のように
中学でキスは経験無かったけど...
   
2020.6.22
エロくない曽根中生。素晴らしい青春ドラマ。博多物語と言っていい、硬派かつ王道。
光石研のデビュー作だそうで。中学生が主人公の青春映画です。下ネタもわりと多くてその内容もわりとゲスいのですが、おおらかな雰囲気でそれが許されてしまいます。松竹映画なのですが、ちょい役に出てくる宮下順子や伊佐山ひろ子など日活ロマンポルノ女優たちが華を添えます。
tak

takの感想・評価

2.8
「博多っ子純情」は長谷川法世のコミックが原作。世代的に僕は読んだことがないのだが、福岡(九州)に住んでいるとローカルCMで目にすることも多い。それだけ地元で愛されてきた作品なんですね。

これがデビュー作となる光石研。主人公六平は中学生。友達との会話はもっぱら性に関することばかり。観ているこっちまでニタニタしてしまいそうな微笑ましさ。ポルノ映画観ようと映画館で追い払われたり、銭湯の湯船の中で暴発したり、観ているこっちまで気恥ずかしくなるような失態の数々。心のどこかで懐かしの性春映画「グローイングアップ」やら「プライベート・レッスン」やら思い出す・・・いや、そういう映画を観ていた頃の自分を思い出す、と言った方が正しいのかも(笑)。そんなバカやってる一方で男気のある六平。お祭りの日に同級生の女の子を不良高校生から守ろうと、すいかを振り回して奮戦する。それがきっかけなのか、その娘にコクられた六平。頬にキスして、とねだられる微笑ましい場面。

曾根中生監督はロマンポルノで活躍していた監督でもある。70年代のことはよくは知らないが(ほんとです)、脇役にも色っぽい映画ゆかりの女優さんたちもちらほら。散髪屋のお姉さんに迫られる場面や、駆け落ちした隣のお姉さんに憧れて妄想する印象的な場面はまさに本領といったところか。父親役の小池朝雄、お母ちゃんの春川ますみなど主人公を見守る大人たちがなんとも温かい。子供の色恋沙汰から始まったトラブルの解決策をみんなで話し合ったり、子供に酒を飲ませてみたり(今の映画じゃ観られない場面かも)。こんなふうに大人に支えられながらみんな大きくなった。

六平の無鉄砲さと正義感。そんな六平をみまもる松本ちえこの存在が心に残る。こんな経験ないけど、この年頃でしか経験できない甘酸っぱさ。クライマックスの福岡城跡の決闘場面。小便ちびりながら歌う祝いめでたに、なーんとも言えぬ不思議な感動を味わった。70年代の邦画、まだまだ知らないものがいっぱいある。
じゅん

じゅんの感想・評価

3.9
ずいぶん昔に 見た気がするが細部を覚えてないので DVDゲット!
ゆるーいエロさなんだけど 今じゃ作れないだろな。 皆さんの書いてるとおり松本ちえ子がめちゃくちゃ可愛い❤ それだけで見る価値あり!
追い山前日に気合い入った♪
昭和の博多は楽しそうばいね(*^^*)!

『パンツの穴』とか『童貞物語』とかの博多版! とはいえ、この作品の方が製作は古いですけどね。

1970年代の博多。14歳の郷六平の日々は祭りと喧嘩と女の子。

ふんどし巻いて、どんたくで神輿担いだり、クラスの女の子に迫られてチューしちゃったり、隣の中学の連中と喧嘩したり。

昭和の中学生の日々がほっこり描かれてる。

ヒロインの松本ちえこさん、可愛いんだけどかなり強気! そのくせ自分の言い分が通らないと泣き出しちゃう少々めんどくさい女の子。悪ガキ中学生の日々は可愛い同級生にかき回されまくります。

彼女のちょっとした一言で、中学生たちの大乱闘事件まで発展するんだから。

銭湯にお父さんに連れられた女の子が入ってきて興奮しちゃったり(←今じゃ完璧にアウトですね(^_^;))、成人映画館に入り込もうとして怒られるシーンとかはお約束のコントのようだけど、やっぱり笑っちゃうのだ。

劇中のセリフ、博多弁なので半分くらいわからなかったけど、まあ、全然問題なし。関東育ちの僕としては九州の昭和の生活を興味津々で観ました。
中洲の様子とかいいです!

この作品が光石研さんのデビュー作だそうで。かわいい少年でしたね!
サクラ

サクラの感想・評価

3.7
松本ちえこ可愛い。

ただセリフがバチバチの博多弁なので聞きとれんとこがあります。
まぁそんなに気にならんですね。
勢いあって良い。
Mayashico

Mayashicoの感想・評価

4.5
「女のアソコには、小便と、ウンコと、愛し合う穴と、赤ん坊の出てくる穴、4つの穴があるらしい。」
博多に暮らす郷六平(光石研)たち三人の中学生はカキ氷に穴をほじ空けながら、まだ見ぬ神秘について話し合う。おもちゃの火薬銃に大はしゃぎするような幼さを残しつつも、思春期の少年に目覚めつつある敏感な性の萌芽は、色気溢れる床屋の店主、妖艶な友人の母、そして「エリーゼのために」を弾く美しき隣人青葉に触れることでヒリヒリと疼く。
本作公開の翌年に廃線となる西鉄福岡市内線の路面電車や、実際の博多祗園山笠のダイナミズムを捉えた記録性、また先輩富田との喧嘩シーンにおける六平の殴打と路面電車の運動とを見事にシンクロさせた長回しの逆算性に曽根中生の手腕が見え、そして何より、本作でデビューした光石研の間が抜けつつも豊かな表情や、細い身体を東映実録路線ばりに泥のなかへ押し込まれる激しい演技を、のちに岩井俊二や青山真治らの作品をはじめとする90年代以降の日本映画になくてはならない存在となる名優の始動点として目撃することができる。
校庭で決斗の準備をする六平たち三人のロングショット、それを眺めるヒロイン類子と風に揺れる制服のスカート、そしてその背後を通り過ぎゆく路面電車の抒情性は、先輩富田が口ずさむ接続詞「as soon as」のごとく、彼らが痛々しくみずみずしい思春期を謳歌するやいなや、一瞬で画面上から過ぎ去ってゆく。
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