博多っ子純情の作品情報・感想・評価

「博多っ子純情」に投稿された感想・評価

タイトル通り、甘酸っぺぇ〜!

博多弁強すぎて何言ってるから分からないこと多々だけど王道青春モノなのでストーリーは入ってきやすい。
中学生の闘いでドスが出てくるのはヤバすぎてウケた ビーバップより治安悪い
サントラもかなり好みで予想以上に面白かった
青あお

青あおの感想・評価

3.5
光石研さんのデビュー作です

原作は読んだ事ありませんが楽しめました、世代的にズレているので解りづらい面もあるかと思ったんですがそんなこともなかったです。

70年代の博多が生き生きと描かれており、方言や気質など興味深い内容が多かったですね。

思春期の少年の青春記なので、性的なギャグも多く、自分の経験とも重なっておもわず苦笑してしまうシーンが多かった。例えば、銭湯でのシーンですが…、いや、やめておこう、笑。

人生のその時期でしか体験できないエピソードを上手く切り取った素晴らしい青春物語でした。
博多山笠を担ぐことに憧れ男の中の男を目指す中学生15才の六平は思春期の真っ只中奮闘記。異性に対する興味深々、隣のお姉さんに憧れ同級生小柳に好かれても照れ恥ずかしくて素っ気ない態度。身に覚えある中学生思春期あるある満載で楽しい。日活ロマンポルノ女優陣(宮下順子、岡本麗、伊佐山ひろ子)も華を添え、山車の見物客に中西太の顔もチラリ。無鉄砲な正義感と思春期純情を併せ持った六平の日々の行動がペーソス溢れミニ無法松を思わせる博多っ子の意気込みが伝わって来ました。
ある日突然姿を消し、いろいろな噂がまことしやかに囁かれた幻の映画監督、曽根中生作品。

原作マンガも読んでないし、内容もまるで覚えてないけど、とにかく観ている間ワクワクしてとても楽しかったことだけは、強烈に印象にある。

もう一回観たいなぁ。
mid90sならずlate70s
BE-BOPとか岸和田とかクローズとか全部ここにあるじゃんか!
原作の小さいエピソードまで拾って丁寧に実写化しているので、物語の進行は比較的スローペース。
確かに、六平が大乱闘を止めるところをクライマックスに持ってくるのは青春活劇としてはベターではある。
ただ個人的には、あと30分増やしてもいいから、穴見さんの人形を埋めるエピソードを終劇にすれば、また違った感触の映画になったかも…
いや、それだとATG映画みたいになってしまうか。

どちらにしても、原作ではこれからが名シーンの連続なので、このキャスト・スタッフでぜひ高校編まで観てみたかった。
(大学編はつまらないのでいらない)
脇役の王様=ケン・ミツイシの
スクリーン・デビュー作にして
最初で最後の主演作と聞いて
そんなの見ないわけには
いかないじゃないですか
(しかし、顔まんまだったなー)

中学生男子たちの性との出会いを
コミカルに、しかし
割とありのままに描いていて
自分にもこんな時期があったなー
とか思いながら見てました
と言っても残念がら六平のように
中学でキスは経験無かったけど...
   
2020.6.22
エロくない曽根中生。素晴らしい青春ドラマ。博多物語と言っていい、硬派かつ王道。
光石研のデビュー作だそうで。中学生が主人公の青春映画です。下ネタもわりと多くてその内容もわりとゲスいのですが、おおらかな雰囲気でそれが許されてしまいます。松竹映画なのですが、ちょい役に出てくる宮下順子や伊佐山ひろ子など日活ロマンポルノ女優たちが華を添えます。
tak

takの感想・評価

2.8
「博多っ子純情」は長谷川法世のコミックが原作。世代的に僕は読んだことがないのだが、福岡(九州)に住んでいるとローカルCMで目にすることも多い。それだけ地元で愛されてきた作品なんですね。

これがデビュー作となる光石研。主人公六平は中学生。友達との会話はもっぱら性に関することばかり。観ているこっちまでニタニタしてしまいそうな微笑ましさ。ポルノ映画観ようと映画館で追い払われたり、銭湯の湯船の中で暴発したり、観ているこっちまで気恥ずかしくなるような失態の数々。心のどこかで懐かしの性春映画「グローイングアップ」やら「プライベート・レッスン」やら思い出す・・・いや、そういう映画を観ていた頃の自分を思い出す、と言った方が正しいのかも(笑)。そんなバカやってる一方で男気のある六平。お祭りの日に同級生の女の子を不良高校生から守ろうと、すいかを振り回して奮戦する。それがきっかけなのか、その娘にコクられた六平。頬にキスして、とねだられる微笑ましい場面。

曾根中生監督はロマンポルノで活躍していた監督でもある。70年代のことはよくは知らないが(ほんとです)、脇役にも色っぽい映画ゆかりの女優さんたちもちらほら。散髪屋のお姉さんに迫られる場面や、駆け落ちした隣のお姉さんに憧れて妄想する印象的な場面はまさに本領といったところか。父親役の小池朝雄、お母ちゃんの春川ますみなど主人公を見守る大人たちがなんとも温かい。子供の色恋沙汰から始まったトラブルの解決策をみんなで話し合ったり、子供に酒を飲ませてみたり(今の映画じゃ観られない場面かも)。こんなふうに大人に支えられながらみんな大きくなった。

六平の無鉄砲さと正義感。そんな六平をみまもる松本ちえこの存在が心に残る。こんな経験ないけど、この年頃でしか経験できない甘酸っぱさ。クライマックスの福岡城跡の決闘場面。小便ちびりながら歌う祝いめでたに、なーんとも言えぬ不思議な感動を味わった。70年代の邦画、まだまだ知らないものがいっぱいある。
>|