元娼婦のマンマ・ローマ(アンナ・マニャーニ)と田舎で育てられた彼女の実の息子エットレ(エットレ・ガロファーロ)がたどる運命を描いた人間ドラマ。
冒頭、結婚披露宴の和やかなシーンではテーブルの下に豚…
元売春婦のマンマ・ローマは離れて暮らす息子のエットレを引き取る。エットレには良い生活をしてほしいと願い上流のウェイターの仕事に就かせたりとサポートを惜しまなかった。しかし、エットレは仕事を辞め悪い仲…
>>続きを読む戦後の焼け野原にバラバラと建つ郊外の団地の風景の憎たらしさ。破壊された土地に生きる世俗的で罪深い人たちの清らかさに神がするように愛を向けたのが『カビリアの夜』なら、これはそのもっと残酷な変種。奥行き…
>>続きを読む「自分の息子を田舎者にしたい親なんていないよ」
父が女を作って失踪し、母は娼婦という環境で育った少年が、人生に絶望しつつも、なけなしの可能性をかき集めて強く生きる話。ボルガータ(共同住宅)での母と…
久々のパゾリーニ
パゾリーニって過激な作品ばかりが
有名なイメージあるけど
いいなぁこれ。
「こんな田舎町で暮らさせるために
お前を産んだわけじゃない」
「あんな女と一緒になるために
お前を産ん…
『テオレマ』が風変わりながらもインパクトが強くて良かったので、調子に乗ってパゾリーニ監督を続けて観ました。こちらはパゾリーニ初期の傑作らしいです。
『無防備都市』で有名なアンナ・マニャーニが主役、…