腰辨頑張れに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『腰辨頑張れ』に投稿された感想・評価

成瀬最初期のサイレント
話の筋は情けないお父さんと息子の喜劇となんてことない内容
とはいえ、陰影がバキッと決まった撮影と実験的なモンタージュの挿入など、こんなことやっていたんだなという発見も
A
4.0

もう10年ぶりくらいに、(劇場では初めて)観たけど、今観たらシオドマクっぽいなーとか分析しながら観ることができて、それはそれで楽しめた。そして初めて観た当時何も知らずに三浦光雄の美しい撮影を観て、成…

>>続きを読む
ハ
4.0
国立映画アーカイブの三浦光雄特集にて。
講演付きの回ということもあってか、場内はほぼ満席。自然と笑いが湧いてて良い環境だった。

併映の『嬉しい娘』は勿体無いことに全編寝落ちしてしまった。
3.5

このレビューはネタバレを含みます

現存する最古の成瀬作品。父と息子の物語でありながら、フラッシュバックでは歪んだ顔やネガポジ反転を使ったフラッシュバックを使いつつ、深い陰影が色濃くなっていく。それは余りにもヨーロッパ的かつ前衛的。そ…

>>続きを読む
3.5

子供の喧嘩の動きのリズムと病室が素晴らしい。
特に病室で右往左往する母親と奥の医師のコントラストと時計、水面の蝿による母の絶望感と緊迫感の演出がすごい。
動きとカメラでしっかり楽しませようとしてくる…

>>続きを読む
3.7

成瀬5本目。デビュー作。サイレント。5分の4くらいお笑いコントで普通に笑った。保険外交員の客取り合いバトル。お偉いさんの子供には強く言えない。最後何で子供を電車に轢かせたのか狙いが謎

成瀬作品Yo…

>>続きを読む
3.8

ええやん
中盤までショットの間隔短すぎてついていけねーと思ったが(集中力無さすぎか)、母が父に息子の大事を知らせる時から本領発揮し始める。ソビエトモンタージュ理論から影響受けまくってるであろう回想シ…

>>続きを読む

何でもこのサイレント・ナルセが現存する成瀬の最古の作品らしい。あらまあ、こんな子役使ったホッコリ喜劇、成瀬もやればできる子なんだと感心してたら、結構な急転直下で、子供用ジェットコースターみたいな感じ…

>>続きを読む
3.5

めちゃくちゃ小津が撮りそうな小市民もの。設定も『生れてはみたけれど』に酷似しているのだが、過激なモンタージュで小津との差別化を図っている。像を引き伸ばしたフラッシュバックや病室を覆う逆三角形の影から…

>>続きを読む
ソビエト映画みたいなモンタージュの過激さにビビる。花火が散り、綿雲浮かぶ草原の向こうへと少年が駆けていく一瞬のインサートが美しい。交通事故で物語を転がすのは最初期からやってんのね。

あなたにおすすめの記事