腰辨頑張れに投稿された感想・評価 - 4ページ目

『腰辨頑張れ』に投稿された感想・評価

ENDO

ENDOの感想・評価

4.0

皮肉なのは自分の息子が事故に遭うことで、保険の勧誘に成功すること。彼の職業自体が不幸への代償無しには存在し得ないからだ。コミカルな客争奪戦の裏では、貧富の差で流れる子供の涙。最初期から成瀬にとって事…

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授業

凝った字幕が当時の流行り

日常系跳び箱飛行機コメディ

最後はいい話系
表現主義大好き人間としてはアガった。編集がアクティブ。コメディとしても面白い。
成瀬って結構、視覚表現の更新には積極的なんだよね。晩年の作品観てた時も感じた。
sacchinn

sacchinnの感想・評価

3.6
タイトルが秀逸。
「腰弁がんばれ」
声に出して言いたいタイトル。

成瀬巳喜男監督の出世作となった記念すべき作品だが、後年の派手さを捨て去った彼の作風とは違い、フラッシュバック等映像処理の鮮烈さは、同じ短篇作品の名作「新学期・操行0」に先んじ、同年小津安二郎「東京の…

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shuuhey

shuuheyの感想・評価

3.9

いつか活弁付きで観たい。
短尺28分で愛すべき男とその家族を作って叙情たっぷりに見せる技量。家族を養うために保険の加入契約を取らなければいけないという必死さを、子供たちとの跳び箱のシーンでユーモア交…

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アメリカ盤クライテリオン・コレクションのエクリプス・シリーズ#26 SILENT NARUSEより。回想シーンに舌を巻きドイツ表現主義の影響に膝を打つ
mingo

mingoの感想・評価

4.0
現存する成瀬最古の作品。
活弁士の澤登翠さんの声色の使い分けと物語のマッチさに驚嘆した。

この日映画館で5本観たけど、ぶっちぎって一番幸せな体験だった。新文芸坐とヴェーラは日本一の映画館。

活弁付きで(とてもおもしろかった!)。
小津『生れてはみたけれど』の成瀬版というべきか。小津が主に画面作りとして使っていた電車に成瀬は説話的に重要な意味を与えているのだがその使い方がまた……。
回想…

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