す日東建設の営業部員・飯倉進(萬屋錦之介)は、婚約者の人見杏子(三田佳子)が自殺を図ったと知らされた。
彼はかつて読んだ、先祖の日記に記された残酷な話を思い出す。それは、関ケ原戦後浪々の身であった飯…
婚約者が自殺を図った会社員の板倉。
板倉家の日記を遡ると、理不尽な死を遂げた先祖たちがいた。
萬屋錦之介の一人七役。
慶長から昭和までの7つの時代が描かれるせいか、その都度集中力が途切れる。
君主の…
物語は現代(昭和38年)建設会社で働く飯倉進の婚約者が自殺未遂をしたところから始まる。
進はそれをきっかけに飯倉家で代々記されてきた日記のことを思い出す。
"武士道"という名のもと、文字通り残酷な…
中間管理職としての奴隷根性をもった男は、それより上にいる男達に踏み躙られ、その奴隷は自分より下にいる女を差し出す。普遍的なテーマ性が強烈に迫ってくる。「所詮、私たちだけじゃどうにもならないのね」それ…
>>続きを読む物凄く陰鬱で救いがないのに、胸糞とはならないのは昭和の日本だから成立した話だからだろうか。
それとも(漫画版だけで、元になった作品のことは知らんのだが)「シグルイ」の原作者 南条範夫の作品がもとにな…
自分のルーツを探る、先祖代々継ぐる映画。
これは一種の自分探しであろうか?
自分に流れる血はどういう血なのであろうか?
劇中の中で、主人公の想像も入っているとはいえ、
ここまで残酷と、この世の時代の…
下級武士だった飯倉家が、主君より受けてきた数々の無慈悲な仕打ちを、現代にいる子孫が日記を読む/連作短編形式で振り返るという趣向。
話のいくつかはとんでもなく鬱展開。
家臣に向かって「この世の地獄を味…
パッケージ化された昨今の“Samurai”じゃなくて、一個人としての人間を描いた侍であったのでじめじめしてて良かった◎
『ラストサムライ』的ポップで現代化された分かりやすいほうじゃなくて、『人情紙風…