▼11/21/15鑑賞
極限の世界、死中の生活。飢餓と狂気。兵は惨めに倒れ逝く。淡々と、船越英二は歩を進める。ミッキー・カーチス、ギラついた瞳。猿を逃がした。お前の目の前にいる。
※BSプレミアム(…
喀血を機に所属する隊を追い出された
船越英二が戦地をさすらい、
「猿の肉」を食べることなく
終わりを迎える話。
キャストが全員痩せていて、
昔の映画作りの気合の入り方に感心する。
撃ち殺したり撃…
終戦間近のフィリピンでの様子を描いた戦争映画の傑作
特に飢えにフォーカスして描写しておりユーモラスなやり取りと裏腹にどんどん極限状況に追い込まれていく様に引き込まれていく
俳優たちの怪演も相まってあ…
初見。「時間ですよ」の旦那役、あるいは「寅次郎相合傘」のパパ役といった「軟弱で優しい人」のイメージだった船越が、眼光鋭い兵士を演じていて、ちょっとびっくり。映画が始まってしばらくは「これ本当にあの船…
>>続きを読む普通の生活の象徴たる農民が野火を行うすぐ側で、戦争に加え飢えという高ストレス下で理性にもとづく人間ではなく本能にもとづくホモ・サピエンスとして行動し始める兵士たち。
本能と人間性がせめぎ合う田村の…
若いミッキー・カーチスにこの役を振る采配がすごいな。持ち味の軽妙洒脱な雰囲気がここでは却って不穏に見えるし、痩せ気味なのもこの時代の日本兵に合ってる。撃たれたとき土下座するみたいに縮こまって倒れたの…
>>続きを読む愛犬家⚠️
原作にもふれています⚠️
市川崑監督。
原作大岡昇平「野火」
船越英二さんが飢えに苦しみ彷徨う主人公を見事に演じ切っていて、弱々しく迫力があります。
病気と飢えで生き生きとしておらず…