山のあなた 徳市の恋の作品情報・感想・評価

「山のあなた 徳市の恋」に投稿された感想・評価

k

kの感想・評価

4.5
美しい映画。
あんま という言葉が今の時代では聞くことがほぼ無いように思う。
この時代では、盲目の方は鋭い感覚を活かしてあんまさんを職業とする方が多かったのか。
徳さん福さんは癒される人物像だったので、あんまさんというお仕事は素敵だなぁと思った。
美術、衣装も素敵で特に宿街やお部屋から緑が見えたりする景観も癒された。
静かでおだやかなお話だと思われていそうですが結構にぎやかです。バタバタしてます。おもしろいです。石井克人監督です。
そしてやさしくあたたかくちょっと切ない。

草彅さん&加瀬さんの徳市&福市コンビの会話から面白い。結構毒を吐くふたり。

徳市の三揃いに鳥打帽にトランク、オシャレ。

マイコさん、美しい。

橋の上でケンカになるシーンも面白い。
福市をからかう学生たち。
ドタドタすごい勢いで走ってくる徳市。
学生たちにぶつかる。
徳市「ブラブラ歩いているやつがいけねぇんだ、気をつけろ!」
学生「お前の方でぶつかってんじゃねぇか、気をつけろ!」
徳市「見えねぇんだから突き当たるのは当たり前だろ、気をつけろ!」
乱闘になるも強い徳市。

とにかく威勢が良い徳市にじわじわするシーン。何度みても笑ってしまう。
桜子

桜子の感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「按摩と女」と言うモノクロ映画のリメイク版とのことです。
元を観ていませんが、リメイクと言うよりその当時の映画を観ているかのような雰囲気がして、時間がゆっくりと流れる別世界のような映画です。
演者方の雰囲気やセリフのニュアンスなども古い映画を見ているよう。

キスシーンも抱き合うシーンもない恋愛映画がこんなにキュンとするとは思わなかった。
これぞ日本映画という感じ。
実らなかった徳市の恋。
淡くて悲しいのに観ていて幸せになれる映画でした。
観てよかった。
草薙剛が盲目の按摩に扮した淡い淡いラブストーリー

【ストーリー】
盲目の按摩、徳市は相棒の福市と一緒に、夏場を過ごすためにいつものように山の温泉場へとやってくる。

徳市は客として美千穂という女性と出会う。
東京からやってきたというその女性に惹かれる徳市。
彼女の何か深く思い悩んでいる様子が徳市にはとても気になるのだった。

そんな頃、彼女の行く先々で盗難事件が続発する。
徳市は彼女が盗難事件に関与しているのではないかと心配になるのでした。


美千穂役のマイコさんってとても雰囲気のある女優さんだったなぁ。
声の感じがステキ
少し香椎由宇と似てる気がする。

誰の恋も成就しないあたりがとてもほろ苦いラブストーリー。
派手にキモチをぶつけあうわけでもなく、とても静かな恋の描写。
こういうほうが個人的には好きだなぁ。

やまの風景もすごくキレイにとれていて映像はとてもキレイでしたよ
剛太郎

剛太郎の感想・評価

3.8
草彅剛の芸達者ぶりが見れます マイコさんの若いながら落ち着いた色っぽさは 当時の女優さんにちかくて良かった
子役の広田亮平君と堤真一さんのコンビが可愛い

原作の『按摩と女』も見ましたが 忠実に再現されたシーンが沢山あって比較しながら見るのも楽しい ユニークな作品です
こっこ

こっこの感想・評価

3.5
約100年前の作品を、カラーで、同じようにつくりたい、
そんなはじまりのこの作品。「按摩と女」の清水宏監督作品が、カバーされ「山のあなた~徳市の恋~」になったのです。
当時の俳優さんたちと同じセリフ、同じ動き。
でもそれは見ていてとても愉快でした。
加瀬亮さん、草彅剛さん二人の按摩のコンビがなんとなく弥次喜多っぽくて面白いし、わたしたちの知らない時代の映画の空気もそこにあるような作品でした。
るる

るるの感想・評価

4.0
とても好きな作品。昔の作品を完全に再現した作り、と言うのも面白かった。川の流れの音が印象的。旅館の主人役の三浦友和さんや津田寛治さんもよいです。盲目だけどおしゃれで自信家、でも純情な徳市を草彅さんが魅力的に演じている。気に入らない客をフンフンと揉み上げる徳市に大笑い。草彅剛さんが役に合わせて頭を刈上げた姿で笑っていいとも!に出てきたのがアイドルなのにすごいな、と印象的だった。
オマージュ作品なので、今見ると不思議な感覚になりますが、観て欲しい作品です。
mami

mamiの感想・評価

3.5
どんなかなー?と思いながらも、最後までしっかりと観てました!笑

草彅さんが全盲の役ですが、すっごく勉強したんだろうなぁ…マイコちゃんは、和服がお似合いです!美人!

楽しい部分もあって、全体の独特な雰囲気も結構好き♡
umeko

umekoの感想・評価

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『按摩と女』の徳市を観た時に、何故か草彅剛がチラついたのだけど、『山のあなた』はリメイク版だと知り、流し観で鑑賞。

当時この番宣などで徳市が私の脳内に刷り込まれていたのか、と妙に納得。

それほどオリジナル版の徳市を草彅がコピーしている。

徳市だけじゃなくて、この映画そのものが〝ただの再現〟で人物、構図、カメラワーク、着物の柄に至るまで真っ向勝負混じりっけなしの上辺コピーでびっくりしてしまった。

ハイキングのシーンもギャグだし、徳市の恋ってタイトルに付けてるあたりもしらけるし(スマスマの10:30以降のミニコント観てるみたい。いや、まだこっちのがコントとして成り立ってるし面白かった)、『按摩と女』が持つ作品の真理をないがしろにすなと言いたい
(安っぽいシネフィルみたいなこと言ってすんません)

え、ちょっと待って…
もしかしてこの作品自体がオリジナル版への盲目ってゆうぶっ飛んだユーモアなのか…??
茶の味の監督ならあり得るの…?


何故、戦前の映画を21世紀にカラーで再現するのか本当に理解し難い。
(心の底から意味わからんし殺意湧く)

今、同じことをやったとしても何ひとつ新しさも面白さも無いことは安易に想像できるはずなのに、『町田くんの世界』に並んでこの映画の存在意義が分からない…


おまえ何様だよと思うが、もしわたしが監督だったなら浄瑠璃で勝負する
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