【鑑賞メモ】
波打つ草原。
窓辺の小鳥。
暗い鏡のような水面。
少し翳りのある色彩が、物語の世界観を引き立てる良いエッセンスになっている。
カスパーの放つ言葉がいちいち的を射てて痛快だった。
女…
大好きな映画
カスパーに初めて感情が生まれた瞬間とか泣ける
彼はあまりにも純粋で人の世で暮らすには清すぎた感じがある
ブルジョワのくだらないパーティやインテリのつまらない話をバサバサ切っていくカスパ…
実際にいたカスパー・ハウザーという人物の半生を淡々と描いている作品。
いわゆる聖痴愚の物語なんだけど、教育を受けるにつれて市政の人々の常識を少し揺らしてゆく所が面白い。たまに夢のシーンの描写があるけ…
19世紀にあった実話。鎖で繋がれた青年に手紙を持たせ、立派な邸宅前に放置する父親。そこで教育を受けた青年は、哲学を基本とする言語、思考を習得。しかも正直族、嘘つき族の見分け方なんてユニーク。映画作家…
>>続きを読む「1828年の聖霊降臨節の日曜日 N市で身元不明のひどい身なりの青年が保護された。この男は後にカスパー・ハウザーと名付けられることとなった。
彼はろくに歩けず、たった一つの語句しか喋れなかった。言葉…
30年程前に観て衝撃を受け、実在人物カスパー・ハウザーに興味を持ちましたが、ネットで何でも詳しく調べられる昨今、カスパーについて散々調べた上で再見してみたら、史実にかなり忠実に描かれているなあと感心…
>>続きを読む 作者の人間性が作った作品に影響する、みたいな説にはあまり賛同したくないけど、この監督の映画についてだけは人間力の賜物だなと思う。
これと同じ脚本を同じキャスト、スタッフ、ロケ地で監督だけ変えて撮…
初のヴェルナー・ヘルツォーク作品
17世紀のドイツの街に突然現れた男性。身元不明で手紙にはカスパー・ハウザーであると書かれていた。ほとんど読み書きできず、会話もできない…。そんなカスパー・ハウ…