昨年ベストにフリードキンの『恐怖の報酬〈完全版〉』(1973)を選んだ私。遅まきながらようやくオリジナルのクルーゾー版(1953)を観た。
南米の強い日差しと汗滲む男達。油田の火災を消すために選ばれ…
多額の報酬目当てに4人の男は大量のニトログリセリンを500キロ先の油田に運ぶ任務を引き受けたが、道には様々な困難が待ち構えていたのであった…
序盤は長い気もするが、その後の悪路、崖、巨大な岩などが…
話としては4人の男が大量のニトログリセリン(爆薬)を2台のトラックで運ぶだけだが、これが超怖い。
まず出発の場面までに1時間はかかる。
ここまでに何をやるかというと、それぞれが何者か、どんな生活か…
このレビューはネタバレを含みます
鑑賞日:19/01/04
場所:映画館(名画座)
息の詰まる映画。これほどの最後までスリルの連続はすごい。恐怖で脱け殻のようになってしまったジョーと、恐怖から解放された油断で命を落とすマリオ。二人の…
これほどスリリングな映像感覚に出会ったのは初めて。
長いドライブの合成映像のシーンでも、観客の心を掴むリズム感で飽きる事がない。
小さな街で存分に監督の感覚が味わえる前半が好きだった。
印象的な…
この時代の作品を観てもそんなに大したものでは無いと思って観たのが間違い!
正直面白い!ってか凄い!
こんなに手に汗握る展開は最新の研究している作品よりもグッとくるものがある。
コレはデジタルリマスタ…
あー手に汗握った! スイッチバック?のとことかどうやって撮ったんだ。
いざとなると逃げ腰のおじさんにイラつきつつ、あれが一番自分に近いな…と注目する。
爆発物や原油がありまくるところで無造作に…
まもなく沖縄でもウィリアム・フリードキン版が公開されるので、予習として鑑賞。
前半と後半の構成が見事で、前半も後半も過酷そうであったが、これを達成すれば幸せがあるかもしれないと思うとハラハラせずに…
フリードキン版はニトロ運搬のアクションが素晴らしくて、逆に特に前半の人間描写が退屈な気がした。個人的には、こちらのクルーゾー版の方が好み。
恐怖 — ジョーだったらヤクザな生活での体験、ビンバだっ…