このレビューはネタバレを含みます
マリオカート~怒りのニトロ・ロード~
スリリングさと男臭さと無情さが凄まじい。
どんなにキノコを取ってもスーパーマリオが落ちると即死な理由が分かる。
だが、死の瞬間であっても漢は夢を見ているも…
「サスペンスとは何たるか」を突き詰めていくと結局、ヒッチコックか今作『恐怖の報酬』に行き着いてしまうのも仕方ないなと思うほど、この『恐怖の報酬』には肝を冷やされました。
純粋な「サスペンス」は…
世界中からの食い詰めた者がひしめくベネズエラのとある町。そこへフランス人のジョーがやって来る。同じフランス人のマリオはジョーの親分肌に早速惚れて意気投合する。
やがて、油田地帯で大きな火災が発生し、…
社会・時代背景をしっかりと組み込んだ元祖ハイコンセプト。アップも効果的に使われていて、白黒でも十二分に手に汗握る。戦後アメリカに搾取される途上国。明確な敵を配さずに外的要因だけでここまで面白くするの…
>>続きを読む油田で起きた大火事を吹き飛ばすためのニトログリセリンをトラックで運ぶ、500kmの地獄行脚。
いつ爆発するとも知れないニトログリセリンが映画の大半に緊張感を漂わせているという点で余りにも純粋なサスペ…
映画の醍醐味を凝縮した世紀の傑作。
『情婦マノン』と同じアンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督の昨品とは思えないほど男臭く硬派な昨品である。
ナイスガイのイヴ・モンタンもいいし、映画史に残るヘタレ役ジョ…