志賀理恵子とか、最近配布された宮澤賢治とディープエコロジーという本とか、何とか読み進めている「飼いならす」という本とか
その本を読んでいる時に、人の世界だけで作品を完結させたくないなあって思った …
このレビューはネタバレを含みます
双子の動物学者オズワルドとオリヴァーは勤務する動物園の前で同時に妻たちを自動車事故で失う。
妻の遺体の腐敗が気になるあまり腐敗の過程を撮影記録することに取り憑かれていく。
事故で片足を切断したアルバ…
事故で妻を亡くした双子の動物学者が動物の腐敗の経過に取り憑かれ次第に大きい動物へ…
まずその設定が異様に気になってワクワクしながら見入ってしまった
なかなかそんな狂ったものを映画にしようって人居なそ…
生と死の狭間にある儚さとは対象的な腐敗してゆく屍。左右対称でシンメトリーである美に対しての非対称性、ふたつでひとつの対の美学。物理的な死と生の観察は、情景を排除した毒と美が見え隠れする世界観。ピータ…
>>続きを読むピーター・グリーナウェイ監督『ZOO』(1985)
シンメトリーであることへの固執と身体的美学ー
動物学者たちの悪趣味とも言える身体への関心。
グリーナウェイの作品はフレームの中に全てを閉じ込…