生と死の狭間にある儚さとは対象的な腐敗してゆく屍。左右対称でシンメトリーである美に対しての非対称性、ふたつでひとつの対の美学。物理的な死と生の観察は、情景を排除した毒と美が見え隠れする世界観。ピータ…
>>続きを読むピーター・グリーナウェイ監督『ZOO』(1985)
シンメトリーであることへの固執と身体的美学ー
動物学者たちの悪趣味とも言える身体への関心。
グリーナウェイの作品はフレームの中に全てを閉じ込…
この監督の画面にシンメトリーを保つある種の執着のようなものは、前作『英国式庭園殺人事件』からより拍車がかかっているように思う。それも、結合双生児の主人公にまつわるあれこれ等、画面に留まらずキャラクタ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
難解、でも刺さるセリフ多し。左右対称な画がキューブリックみたい。ストーリーはほとんど進展しないけど哲学的なテーマがジャンジャン盛り込まれてて好きな雰囲気ではあった。死を理解するために生を理解する、生…
>>続きを読む評価も含め難しい作品。
アートとして、映像としてのクォリティはかなり高くて、引き込まれる。
しかしストーリーには共感し難い。
学者としての知性の暴走を感じる。
シンメトリーな構図や、
動物に対する…