【あらすじ】
動物園で働く動物学者のオズワルドとオリヴァーの兄弟は、自動車事故で同時に妻を失う。車を運転していたアルバはその事故で片足を切断する。その後兄弟は、動物が腐敗する過程を記録するようになり…
このレビューはネタバレを含みます
120分でここまで自身の思考を描けてしまうのは、到底言葉では成し得ない効率性なので、それをこちらが自己流であっても解釈ができたなら、即ち一方向のコミュニケーションが成立したのであれば、わざわざそれを…
>>続きを読む退廃的で芸術的で、美しいがメッセージを読み取るのは難しい。
この監督ならではの美意識、死生観を存分に味わえるのはよいが一発で理解できる頭を持っていないのが悔やまれる。
リンゴ、エビから始まる数々の…
このレビューはネタバレを含みます
ひとつのメッセージを色んな言い回しで投げてくる感じが観てて面白い。
死は元に戻ること。そして死が終わりではなく、残されたものが分解して元に戻す。
合間に何度も挟まる腐敗の映像こそがこの映画の内容?…
幼少期に轢かれた猫を直視していると、見てはいけないと父親に言われた。それから、動物の死体に関する興味と背徳性を感じる。この映画ではa-zまでの死体の腐敗が見れる。
対称性にしつこいまでの美学を。美し…
このレビューはネタバレを含みます
なんか既視感あるなぁと思ってたら音楽とか映像とかが「コックと泥棒、その妻と愛人」に似てるんだと気づいた。調べたらやっぱり同じ監督だった。
真っ赤な服を着た女の人が「私のパンツの色を確かめなさい」って…
非常に心地よくてうつらうつらしてた。壮大な海とか森とかよりも、一定量のストレスがかかっている映像の方が眠気を誘うのかも、同じ現象を『トランスフォーマー』で既に体験している。
そんな感じなので、よく…
これまた公開時に観たけれど、もう一度。
“Zの文字と2つのゼロ”で、『ZOO』。
“対称性の崩壊は、腐敗の始まり”。腐敗とは、死であり、再生への扉でもある。
双子の兄弟と双子の誕生。そして左右対…
再見。20年以上前に観たが、デジタル化されたバージョンとなったせいか光に溢れ別作品にみえました。衝撃映像に目を奪われがちですか、生命の尊厳と多様性に迫ろうとする試みは唯一無二だと思います。マイケル・…
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