黒の超特急のネタバレレビュー・内容・結末

『黒の超特急』に投稿されたネタバレ・内容・結末

この時代 新幹線は超特急と呼んだのね。黒い人間ばかりが登場する増村保造サスペンス劇場。

工場用地と聞かされ売ってしまった土地が、後に新幹線用地だったことが発覚。とにかく金が欲しい主人公はゆすりのた…

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金という魔物に魂を奪われた男と女。
誰が地の果てに堕ちるのか…
ギラついた田舎者の野望を逆手に取り利用しようとする
加東大介さんのねっとりとした強かさ
歯止めが利かなくなってゆくあざとさが面白い。
藤由紀子が首を締められるときの声はゾッとするというか、本当に鬼気迫るものがある。死語の顔の歪み方にも容赦がなくむごい。
増村流ノワールの傑作。

1964年大映。黒シリーズ第11作(最終作)。原作は梶山季之の『夢の超特急』。新幹線敷設に伴う土地買収を利用し金儲けを企む男達の野心と欲望。バーで働きながら大学卒業、「男に頼らないで一人で生きていき…

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野良犬同士の加東大介と田宮二郎が行きつくとこまで金を追い求める。藤由紀子の死に際の歪んだ顔と声が頭に残る。金も得られず、女も殺され、田宮二郎は黒いブラインドを下ろし、瞼を閉じる。贅沢な画面でお話も最…

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