11.21.2021
01.21.2023
遅ればせながらフェリーニの誕生日ということで彼の最もパーソナルな作品であるこの映画を見直したが、やはり大好き。
終始間の抜けた感じと、悪びれる様子のな…
物語としての暗喩を用いて、叙事的に描いた『道』(1954年)。その暗喩という橋を焼き払ったうえで、叙情的に自意識を描いた『8 1/2』(1963年)。
ここで言う暗喩の意味については、『道』(19…
優しい色使いの美しい映像や、流れるようなカメラワーク、音楽などに運ばれて素敵な映画体験をしてしまいました。
フェリーニ監督の自伝的作品だそうですが。
町の人々の小さなエピソードがいくつもあって、…
きららアニメの文法で見れる。逆にこの映画を4コマ漫画にしてみたい。「ホーホケキョ となりの山田くん」とは全く別のアプローチ。エピソードを合体させたり膨らませたりしないまま、散発的な描写の中に時代と街…
>>続きを読むこの世界は美しさも醜さも、若さも老いも平等に存在することが許される。時の流れが肯定される。それは一方で時間の平等さが隔てる距離でもある。それは喪失や失望だけれど、心が切実に求めるものは同時に距離の中…
>>続きを読む再見、フェリーニの自伝的映画はいつも面白い。
個人的には「8 1/2」と「アマルコルド」が大傑作。
記憶の断片をかき集めて並べたような群像劇なので、物語といえるほどの物語はない。それでも強烈なイメ…