阪本順治4本目の監督作品。息子が誘拐され、殺されてしまう。父親の独自調査で、犯人と思われる人物が浮上するが、警察は相手にしてくれない。自分で復讐を決行する。
テアトル新宿にて。挨拶=大和、坂本、西山…
このレビューはネタバレを含みます
冒頭のトカレフと出会うシーンはかなり良くできている。向かい合って停車する二つのバスは敵対することになる道夫と松村の関係性を象徴するようだし、自販機の下に置いてあるトカレフを偶然見つけるというきっかけ…
>>続きを読むなぜか長年沢田研二が出ていると勘違いしていた映画。全く出ていません。
役に立たないええかげんな警察役に國村隼。
若い頃の佐藤浩一の演技がヌメッとしたサイコパスで良い感じ。
もっとアクションしてる…
冒頭の嫌な音が工事の音ってわかっても
まだ不快な音が続いて、
不吉な予感が続く。
そして幼稚園のバスでもずっと不吉感。
気になるカメラワークで引き込まれる。
爪をブラシで磨くほど潔癖なのかなぁとか
…
トカレフを偶然持つ事になった男2人、幼稚園バス運転手で愛娘を登園途中で誘拐殺害された男とその家族と同じマンションに住む地味な新聞印刷工という異色の設定。何故そんな事したのかの説明は特段説明されない、…
>>続きを読むとことん説明を削ぎ落とした果てに、最後に残るのは男と女と銃という記号だけ。黄色がかったフィルムの質感が白昼夢のようで、曖昧とした空気の中で繰り広げられる対決はゼロからゼロを引く空回りの虚無感。ソリッ…
>>続きを読む重要な会話がほぼなく
哀しみだけが伝わってくる
町の喧騒や人間の動きに陰で鬱な音が映像に押し込められている
子供が誘拐されて残酷な事件が完徹された
同じリズムで町歩く人々
喧騒のなか白昼堂々消え…
絵の強度と大和武士の顔と佐藤浩市の不気味さがよい
冒頭タイトル
覆面男との3回連続の切返しからのダッシュ
数数えるカチカチするやつの使い方
フィルムの色、青がよい
カラフルでバブリーな街の人々と真…
当時、岡山では上映されてなくて一人で大阪まで観に行った。
楽しく明るい銃撃戦かと思ったら、息子を殺し、妻を奪った男を探し、追い詰め、撃ち、殺す物語だった。
独身の時に観てよかった。息子が生まれた後に…