写真を撮るという行為に、"時間"と"死"を想起させ、見えない愛や神、生命を肯定するにとどまらず、辛い過去や死そのものも肯定することの重要性を描いた。
生とは死へと向かう道である。だが、それを憂うこと…
イタリア・シチリアのパレルモがひたすら美しい。カメラマンが中世の壁画の修復師の女性と出会う。こういう形で時間軸の長さとか空間の大きさとそこにいる人間味が滲み出るように思う。とにかく味わいがある。
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DVD📀所有、再鑑賞。「アメリカ,家族のいる風景」、「ランド・オブ・プレンティ」のビム・ベンダース2008年監督作品。主演はドイツの人気パンクバンド「ディー・トーテン・ホーゼン」のカンピーノ、「アメ…
>>続きを読むロイド/ジャッキー的な冒頭の落下だが、最も大きな参照項は自作『ベルリン・天使の詩』だろう。デニス・ホッパーの死神=天使、落下と仰角、見上げる/見下ろす。しかし、最も充実したシークエンスは深夜から夜明…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
生きていることに疑問があるカメラマンの男。彼はカメラマンとしての仕事はうまくいっているが、プライベートではうまくいっていない。その仕事についてもモデルの女から疑問を呈される。彼は何のために生きている…
>>続きを読むロードムービーなのでヴェンダース作品としては「パリ、テキサス」に近いものがあるが、個人の内面に入っていく部分として「ベルリン・天使の詩」に近い。
つまりは宗教観や死生観などを詩的に綴っていく。
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【絵になる町に癒しの美女】
ヴィム・ヴェンダースか・・・『ベルリン 天使の詩』を含めてあんまり好きじゃないんだよな、と思いながら見てみた。じゃあ見なきゃいいじゃん、と言われそうだけど、世の中、しが…