今までジャン=ルイ・トランティニャンに対しては「陰気な俳優だな」としか思っていなかったのだが、偏屈で繊細な役柄がハマっている。
恋愛にトラウマを持ち、ガチガチの貞操観念を持ちながら、実は頭の中は女の…
冒頭、主人公が教会で一目惚れした女の子を車で追跡するシーンがカッコよすぎる。パスカルとか宗教の難しい話はよく分からなかったけれど、ラストシーンがめちゃくちゃ最高。優しい嘘とはまさにこのようなこと。フ…
>>続きを読む図らずもこのタイミングで観ちゃったが、怒涛の会話劇を輸入盤で観ることに根本的な無理があって利巧じゃねえなあと改めて思いました。最後は男の独り善がりっつう感じでいいんかしら。それともみんな言ってるよう…
>>続きを読む教会のミサで見かけたフランソワーズに一目ぼれした「私」は心浮かれていた。ある日レストランで昔の同級生で、今は大学で哲学を教えるヴィダルと再会し、モードの家を訪れる。彼女は離婚経験があるが、魅力的な女…
>>続きを読むなるほどこの頃から既にロメールにとって"賭け"とは重要なテーマだったのかと。
脚本とか全然切り返さない長回しとかモノクロながらカラー時代のロメールの原型はもう既にここにある……のだが、しかしこの人…
「あなたは愛情よりも主義を優先するのね」的なモードの台詞が、男心に刺さります。
一方、フランソワーズが犯罪的な可愛さですが、やはり只者ではないあたりも考えさせられます。
もう一度見直したら、また…
主人公の男性は34才・独身・彼女なしの敬虔なカトリック教徒。そのため男女のよくない関係についてはうるさく、本人もとてもしっかりしている。
初めてモードと出会う夜の、主人公とヴィダル(主人公友人・男…
フランソワーズに一目惚れした後の、口説き方が好き。そしてフランソワーズが可愛い。
ロメールの恋愛沙汰は回りくどい言い回しと言い訳じみた哲学的な話に溢れて何が正しくて何が正しくないか分からなくなるけど…